2024年11月再販ガンプラ直前レビュー!
今回は「RG クロスボーン・ガンダムX1」をレビューしてきたいと思います。
- 登場作品:機動戦士クロスボーン・ガンダム
- メーカー:BANDAI
- グレード:RG 1/144スケール
- 価格:2,750円(税10%込)
- 発売日:2019年05月25日
- GUNPLA EVOLUTION PROJECT 第5弾ガンプラ
2019年と比較的最近のRGで、価格も手頃。以前から気になっていたんですが、正直良く知らない作品ですし、デザインが好みではなく購入を先送りしてたんですよね。
丁度amazonでめちゃくちゃ安く購入できたので作ってみました!
同じように「ちょっと気になるし・・RGだし」と気になる方もいると思うので、参考になるよう詳細をレビューしていきます。
率直に作った感想から言うと、RGでも難易度は高く細かいパーツ構成。3時間動かしてみた結果ポロリや関節のゆるみもない上級者向けキットだと思いました。
「GUNPLA EVOLUTION PROJECT」と呼ばれる企画の対象キットらしいです!キット事に革新的なテーマを持って制作されたキットなんだって!納得!!!!
詳しくは下記リンクをご覧ください。
レビュー総評:難易度高め!ハイクオリティキット!!
組み立てやすさ
RGをいくつも作ってきた感想としては、今までで一番難易度が高かったです!というのも、小さいパーツに多数のアンダーゲートなど初心者にはシンドイポイントが多数!構造自体は難しくないんですが、作りにくさという意味で難易度は高めでした!!
【良かった点】関節のロック機構や小さいボディへ詰まった多数のギミックなど、難易度は高いですが組み立てが楽しめる方には作り応えがあると思います。
アドバンスドMSジョイントも一切デメリットを感じさせない仕様。
組み立て所要時間:4時間弱
可動域
【良かった所】コアファイターや腰部の反り、股関節の柔軟性がよく、メリハリのついたポージングが実現できる仕様になっています!
【良くない所】肩関節がやや上がらないことと、腰部が反りは十分なんですが前屈があまりできないのが少し残念でした。
外観
信じられないくらいの小さいボディに、詰め込まれたディテール量。加えてA.B.C.マントの流れを表現した造形など良くできているRGガンプラでした。
ギミック
「フェイスオープン」や「コアファイターの展開・収納」、「ブラインドマーカーやビームシールドの展開」、「コックピットハッチの開閉」、「シザーアンカーの射出形態」、「ザンバスターの形態変化」、「ふくらはぎの隠しパーツや足裏のヒートダガー武器」←これらのギミックがRG最小のボディに詰め込まれています!
耐久性
まだ3時間程度の可動ですが、関節の摩耗による劣化などは全体的にありませんでした!ただ、3か所!膝アーマーと胸部の装飾のような小さいパーツ、あと専用ジョイントパーツがポロリしました。
胸部のパーツに関しては動かした当初1度とれたのみで、以降とれることはありません。膝装甲に関しては先端を掴むとテコで比較的とれやすいと思います。
ジョンとパーツは脱着を何度も繰り返すと結構な頻度でポロリしちゃいますね。
以上がデメリットですが、破損したり破損の不安を感じるところはありませんでした!!
コスパ
RG当初の価格でこれだけのギミック搭載。小さすぎるのが気にならなければコストパフォーマンスとしては非常に良いと思います。可動域は特別良いとは思いませんが、耐久性の高さも考えるとかなり満足度も高いと思います。
↑全体的な評価はこんな感じですね。コストパフォーマンスに見合わない充実したガンプラのギミック、付属エフェクトの内容でした。
個人的に付属物は全て本体に装着できるのが好ましいので、ちょっと多いかな。
作ってから満足度は非常に高く、破損リスクを感じさせない緻密な設計を感じることができた良いキットでした!もしデザインが許容できるなら一度は作ってみほしいですね。
クロスボーンガンダムX1がそもそも好きという方ならHGよりも是非RGをおすすめします。
ポージング例で見た目の紹介
ぼくは作品を知らないのでどんな動きをするとか知りません!なので、ぼくが思うクロスボーンガンダムX1がこう動いたらかっこいいよねっていうのでポージングを付けて紹介します(=゚ω゚)ノ
ABCマントはボールジョイント可動なので、なびいて流れるような動きを表現することができました。
機体も小さく軽量なので、ディスプレイは「アクションベース6」でも大丈夫でした!
脚部の角がメカメカしく、広く可動するのでシルエットがメッチャ良い!フェイスオープンしてからの表情も良い感じ!
アンカーが細部までデザインされているのでリアル感が増し増し!柔軟性はありませんが、これはこれで良いですね。
ブランド・マーカーのギミックはアイアンナックルのように使えたり、小手のように角度付けすることもできます。
ポージングは以上!可動評価はあまり得点を高く付けていませんが、実際はポージングをとるのにあまり問題のないレベル感。
惜しいのは前屈がほとんどできないぐらい。後方に仰け反ることができるので想像を描き立たせてポーズを付けることができました!動かしていて楽しいキットですね。
デザインは好きではありませんでしたが、ちょっと好きになってきました!←ちょろい(笑)
ポージングは気に入ったけどデザイン微妙だなと思った方は「ガンプラポージング参考例」の記事で他のガンプラもチェックできますよ(‘ω’)ノ
クロスボーン・ガンダムX1の耐久性について
耐久性のレビュー評価で述べた箇所は↑画像に記した2か所。
胸部はしっかりつければそれほど問題ないと思います。
膝装甲に関しては黒い部分を押してしまうと結構簡単にとれてしまうのが気になるポイント。もし売ることを考えていないのであれば、黄色い部分と接着させてしまっていいかもしれません。
で、裏側に実はもう一点だけ!
アクションベースに使う専用ジョイントパーツが摩耗するとすっぽ抜けることがありますが、ビニールを間に挟むことで簡単に補強できます。
「RG RX-78-2 Ver.2.0」も動かしていて安定感が凄かったですが、「RG クロスボーン・ガンダム」も負けてないかも。
あと可能性の話なんですが、「ABCマント」のボールジョイント部分がもしかすると動かしすぎた場合摩耗して取れる可能性はあるかもしれません。
そこは留意しておいた方がいいポイント!
とはいえ、「RGガンプラのおすすめ」記事に加えようと思います!!良かった!!!
RGガンプラとの比較!クロスボーン・ガンダムX1は何が違う?
おそらくRGでは最小と思っている方も多い「RG ゴッドガンダム」との外観を比較!
ぼくも組み立ててマジで驚いたんですが・・・クロスボーン・ガンダムX1小さすぎんのよ(笑)ABCマントを付けると多少ボリューム感はでますが、それでもゴッドガンダムより小さいのはビビりました!
ぼく的に今まで作ったガンプラの中で最小でしたね。
次にRGでも大型の「RG サザビー」との比較。大人と子どもくらいの差があって笑いました(笑)
価格は倍近くするので、まぁまぁって感じですが、これくらいサイズが違いますよっていう参考までに紹介。
比較項目 | クロスボーン・ガンダムX1 | ゴッドガンダム | サザビー | トールギス |
---|---|---|---|---|
定価 | 2,750円(税10%込) | 3,850円(税10%込) | 4,950円(税10%込) | 2,750円(税10%込) |
発売日 | 2019年 | 2022年 | 2018年 | 2018年 |
付属品の数 | 多 | 多 | 多 | 中 |
ギミック | ||||
造形 | 高 | 高 | 中~高 | 中~高 |
可動域 | 中~高 | 高 | 中~高 | 中~高 |
評価ランク | ハイエンド | ハイエンド | ハイエンド | ミッドレンジ |
クロスボーン・ガンダムX1を含めた4つを比較してみました。
今回レビューした「RG クロスボーン・ガンダムX1」は価格的にはミッドレンジなんですが、キットのギミックや付属物、耐久性の高さなどを考慮すると”ハイエンド”に分類して良いレベルだと思いました!
ぶっちゃけRGとしてはコストパフォーマンスに優れすぎています!
下記は「コストパフォーマンスの高さ」と「初心者から上級者向け」を示し比較したポジショニングマップ。
RGガンプラ ポジショニングマップ
※色が青系からオレンジ系に変わりサイズが大きくなるほど可動域が良い
組み立てのレビュー
キットの封入内容や組み立てて気になったポイント、付属エフェクトや付属武器の詳細をまとめて紹介します!
キットの内容と余剰パーツ
↑説明書はいつも通りの冊子タイプ。表面はRGのフェイスアップで裏面には付属するリアリスティックデカールの貼り付けしていポイント。
リアリスティックデカールは↑こんな感じ。機体が小さいこともあり、今回はデカールのほうもかなり小さい!貼る時に結構苦労するかもしれませんね(;’∀’)
【タップでランナーを見る】
Aランナーは色プラ。
Bランナーは「アドバンスドMSジョイント」でコアファイターの基部と胴体の中心フレームに使われています。2019年製というだけあって、本体への使用率は大分少ないですね。
Cランナーは外装や武器のホワイトパーツ構成。
Dランナーは脚部とコアファイターのホワイトパーツ。
パネル分けはされていますが色分けはされていないのでCランナーと色味は同じですね。
EランナーとFランナーは内部フレームのパーツ構成。
Gランナーは武器のエフェクトパーツ。
Hランナーは「ABCマント」で、プラは硬質素材。落ちると「カランッ」ってなる感じのやつ(‘ω’)ノ
余剰パーツはいくつか発生↑そのままだとちょっと扱いにくそうなパーツ。
パイロットのミニフィギュアもついてきます!しかも髪の造形もちゃんとされてて完成度が高すぎる変態具合でした(笑)
(肩のは糸くず)
組み立てで良かったポイント!
パーツが全体的に小さく組みにくさはあるものの、↓画像の通り関節のポロリを防止するためのロック機構が搭載されています。
しかも、仕様こそ似ているものの、「RG ガンダムエピオン」より太めで形が潰れることもなく繰り返し取り外すこともできました。安定性が高く感じますね!
付属物(エフェクトと武器)
【付属エフェクト】
↑付属エフェクト一覧はこんな感じ。ビーム系は鮮やかな赤色のエフェクト類ですね。
接続する先端を変更すことで「ビームシールド」と「ブランド・マーカー」を変更できます。
ABCマントはこんな感じ↑ボールジョイントと軸で接続され、前2か所、後ろ2か所の全4か所が可動。
【付属武器】
↑武器の一覧はこんな感じ。
ダガーはふくらはぎの隠しパーツに取り付けることができます。
足裏にも取り付けダボがあるので装着可能。
ハンドパーツの形状にもピッタリハマるように設計!これかなり良い!細かいとこまで工夫が見られますね。
シザー・アンカーはフロントアーマーと射出演出用のパーツを組み合わせて再現。
「ザンバスター」は「ビーム・ザンバー」「バスター・ガン」に分けることができます。
バスター・ガンはグリップを展開可能。
ビーム・ザンバーは一部可変させてエフェクトパーツをとりつけて完成。
ビームサーベル柄にはグリップに保持用ダボがあり、モールドもある程度入っています。
「RG クロスボーン・ガンダムX1」造形と可動域
「RG クロスボーン・ガンダムX1」の造形と可動の詳細をまとめていきます!可動域を重要視する方は是非チェックしてみてください。
頭部の外観と可動域
頭部アップ。フェイスにはモールドがビッシリ入っていて情報量多め。額は髑髏を模した独特のデザイン。
フェイスには開閉ギミックがあり悪者顔がすごい!!!
アイパッチのパーツは差し替えで再現。めっちゃ細かいパーツなので紛失に注意!ピンセットでの組み立てをおすすめ。
頭部側面に合わせ目などはでません。
後頭部はモールドが縦線だけ入っています。ちょっと寂しいので、スジボリできる方はディテールアップをおすすめ。
上下可動は↑これくらい。
左右への振りは少々で、首周りの回転は大きくできます。
腕部の外観と可動域
腕部アップ。肩を構成するパーツだけでかなり細かくなっていました。通常RGのパーツ構成でも、小さくなるだけで難易度爆上がりの気分ですね。
肩側面から見てもスカスカ感はありませんが最低限って感じがします。
肩関節は少し前方に引き出し可能。2020年発売の「RG フォースインパルス」では引き出し軸の形状が変更され、現在ではHGにもその仕様が採用されています。
最新のHGと比較しても肩関節の可動はちょっと弱めかも。
腕部デザインは↑こんな感じ。合わせ目もなくディテール量も十分な腕周り。腕部裏にはブランド・マーカー用装備。
肘は当然二重関節。
水平には90度以上に上げることができ、前腕部にはロール可動軸があるので柔軟に腕の角度付けができます。
手首はボールジョイント。HGより小さいボールジョイントですが、しっかり動かすことができます。
ブランド・マーカー装備の展開は↑こんな感じ。
エフェクトにある4つの軸を差し込んで装着します。
胴体の外観と可動域
バストアップ。ネイビーのパーツの丸みで表現されるマット感が良い感じ。イエローのダクトは胸部下で繋がっているのは珍しいかも。
バストサイドアップ。コックピットは開閉でき、コアファイターのキャノピー部分を露出することができますね。
前屈はちょっとだけできて、後方に大きく仰け反ることができます。
左右には振る仕組みがなかったので不可!捻りはある程度できますが、腰部の一部が干渉してひっかかります。
腰部から軸を少し引き上げると360度回転可能!
脚部の外観と可動域
フロントアーマーのアップ。エッジの立ったパネルわけによるディテール量の多さ。
跳ね上げは90度以上できて、裏打ちモールドも入っています。ただ、中心に外装の軸が見えてしまっているのでここはちょっと安っぽく見えるかも。
フロントアーマーは前方に展開できてアンカー状態にすることができます。フロントアーマーパネルと境界がモールドとして活きていますね。
サイドアーマーにはザンバスターのマウント用ダボ穴。前後跳ね上がりも十分可動し、ボールジョイントを挟み込む形なので簡単にポロリすることはありません。
リアアーマーもモールドは十分ですが、パネル分けの色分け再現はないのでちょっと寂しいかも。フロントアーマー同様に独立可動できて跳ね上がりも90度くらい。
アクションベース用ジョイントパーツ用ダボ穴もあります。
専用ジョイントは破損しにくい形状で良い感じですが、本体唯一のポロリポイント!!!!
ジョイントを何度も抜き差しするとすっぽ抜けるようになるので要注意!可能なら↓下記事で紹介しているような対策をおすすめします。
股関節は上下スライド可動ありでロックはありません。
股関節には軸接続なので180度以上開脚ができますね。優秀!
脚部アップ。表面はあっさりしたデザインでパネル分けも少な目。膝は「RG デスティニーガンダム」に近いデザイン。
膝は曲げるとイエローのパーツが連動して可動するスライドギミック付き。
裏側はモールド多めで、中心にはヒートダガーを装着できる隠し武器が内蔵。
アンクルアーマーの小さいウィングのような箇所も前後可動。
足首は↑こんな感じ。上下どちらにも特化しない中間くらいにしか動かせませんでしたね。
↑画像の開脚幅であれば足裏の接地性が良いですが、これ以上は足裏が浮きます。
足裏にはモールドで造形された箇所と、ダガーを取り付けられるダボがあります。
コアファイターの外観と可動域
コアファイターのバーニア部分は基部周りアドバンスドMSジョイントで小さ目のボールジョイント可動ができます。
ディテールもモールドがしっかり入っていてクオリティは十分!
バーニア基部は前後可動のみできて、内部には細かい凹凸の造形がビッシリ!
アドバンスドMSジョイントのボールジョイント部分は360度ロールできるので、後方だけでなく前方にも向けることができますね。
基部周りも前後左右若干揺らすように動かすことができますね。
あと、今更ですがコアファイターは脱着できます。
先端はドッキングさせる際には落ちたたむことができ、クリアパーツのキャノピーは展開することもできます。
コアファイターにあるミサイル?らしきものは上下に可動できます。
コックピット部分とミサイルらしきものの3点の位置を合わせることで簡単に抜けることはありませんでした。
RG クロスボーン・ガンダムX1【レビューまとめ】
以上、2024年11月再販直前のRG「クロスボーン・ガンダムX1」をレビューしてきました。
- 造形が良い
- ギミックが小さいボディに詰まっている。
- 可動域は特別広くないが標準以上
- 付属品が充実
- コストパフォーマンスに優れすぎている
- 作り応えがある!
- 「デザイン嫌い」という方や「3,800円以上の価格」の場合はおすすめしない
- 初心者向きではない!
大体まとめると↑こんな感じ。ミドルレンジの価格でハイエンドのスペックを持ったガンプラ。
誰でも挑戦してほしい気持ちはあるんですが、ぶっちゃけ初心者に優しくないキットです!小さいパーツに多数のアンダーゲートなので処理しにくかったり組み立てがムズい(サイズ的に)。
ピンセットや先細ニッパーなどある程度道具が揃っている方に限定しておすすめですね。
知らないシリーズでしたが、ポージングはつけてても楽しめましたし、手を加えやすいキットのようにも思うので大満足でした!!!!
今回はここまで!
もし初心者だけど挑戦したい!でも工具そろってないしな・・・という方は↓下記初心者向け工具セットおすすめですよ。良ければチェックしてみてね。
おわりー
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