今回は「HGCE ライトニングバスターガンダム」をレビューします(=゚ω゚)ノ
登場作品 | ガンダムSEED FREEDOM |
搭乗パイロット | ディアッカ・エルスマン |
メーカー | BANDAI |
グレード | HG(ハイグレード) 1/144スケール |
価格 | 2,860円(税10%込) |
発売日 | 2024年09月21日 |
劇場版関連キットということで、本キットにも「SEEDアクションシステム」を搭載!
背中には大型の武装とロマン砲を持った超距離射撃に特化した機体ですね。
設定だと通常のバスターを発展させた機体。動力を核エンジンに取り換えたことで型番も「GAT」シリーズからNジャマ―キャンセラー搭載機のものである「ZGMF」に変更されています。
本キットではシールも少なくパーツ分割で色分け再現率も高そう!
個人的には幅広いポージングがとれるかどうかは評価に大きく影響するので耐久力と含めてかなり気になるところ。
まだ購入していない方向けに再販に向けた情報収集として参考にご覧ください(‘_’)
↓下記では最初に総評するので、評価だけ気になる方はそこだけでもチェックしてみてね!
HGCE ライトニングバスターガンダム【レビュー総評】
レビューの総合評価
外観はパーツだけで色分け再現度は高く、全体的に凹凸のボディが情報量(ディテール)を多く感じさせます!
大型武装のサイズ感も良く、大迫力の構えがとれるのに加え、グラつきなどもなく非常に良かったです。
可動域は肩周りは十分に動かせ、股間節もスライドギミックを搭載したことで開脚を拡張できたのでポージングもビシっと決めることができました。
逆に良くなかったのは
- EGを思わせる簡素な作りがある
- 頬の目立つ部分がシールで色分けになっている
- 腰部の軸が長く摩擦が強すぎる点
- 付属品もほぼなくギミックも少ないのでコストが高く感じる
上記の4つ。
特に4つ目に関しては、良いキットなんですがとてもコストパフォーマンスが良いとは言えないですね。満足度に対してコストが高すぎる。
良かった所 | 惜しい所 |
---|---|
造形は良くできており、モールドは少ないが情報量が多く密度感を感じる | 重要な部分の色分けがシールになっている |
組み立てはHGCE共通仕様が多く初心者でも作りやすい | 武装が本体にとりついて再現しているのは良いが、一部のみ差し替えになっている |
合わせ目も出にくく隠す構造になっている | ギミックや付属物が少ない |
射撃機体でも可動域が広い | 腰部ボールジョイントの耐久力が弱め |
大型武装の展開した時のボリューム感とモールドなど情報量が特に多め | 価格が満足度を満たしていない |
一部センサーをクリアパーツで再現している | |
股間節を下にスライドさせて開脚幅を拡張できる |
こんな人におすすめ!
ポジショニング
総評を考慮してマップに示す通り、ガシガシ動かすよりもポージングをビシッと決めてディスプレイして楽しむ方が良いと思います。
また、コスト面では筆者のように満足度が全然足りない方もいると思うので、度外視できる方におすすめしたいです。
見た目はかなり良いですが、頬のパーツがシールになっているのがかなり安っぽく見えてしまうので、塗装スキルがある方にもいいですね。
HGCE ライトニングバスターガンダム:ポージング例
迫力ある砲身をバックパックに接続するアームで上下自由に可動させることができます。
高エネルギービームガンは前方に引き出せますが、角度はほぼ前方に固定されてしまいがちですね。難しかった!
特徴的なのは、ガンダムSEED FREEDOMのガンプラの中だとかなり足首の設置性が高い。
浮遊させるよりも個人的には地に足を付けたディスプレイが栄えそう。
砲身をわき下から出すことでブラストインパルスのようにもポージングできます。このデカさは迫力あってかなり良い。
「次元ビルドナックルズ」に付属するハンドパーツ(平手)に変更してみました。
サイズ感もよくちゃんと使用できるので、ハンドパーツの「オプションパーツ ガンプラ03」でカスタムしてみるのも良さそう。
基本的に射撃機体なのであまりポージングに幅を持たせるのがちょっと難しいですね。
バックパックのアームが左右にも触れるなら、もっとポージングもやりようがあるんですが。改造できる方は軸をイジッてみてもいいかも。
「オプションパーツセット ガンプラ 12 (大型レールガン)」と組み合わせてみました!
この組み合わせはありかも!
普通に持たせることができますし、ボリューム感増し増しでかっこいいと思います!!
翼に見立てることもできますね!その場合は別途武器を持たせた方がいい気がします。
ポージングは以上!
ライトニングバスターガンダムの耐久力→難あり!
2時間~3時間動かしてみた耐久力をまとめました。
結論をいうとちょっと難あり!
↑正直にまとめるとこんな感じですね。
特に、ほぼEGクオリティといってもいい足首パーツ部分はKPS特有の滑りがあるので、回転の動きを繰り返すと容易に抜けました。
なので、ぼくの判定は「動かしにくい!!!」という結果。
バックパックは問題なかったのでかなりもったいなさを感じました。
もっと良く魅せるカスタム案!
以下はカスタム案!できそうなら挑戦してみても良いと思います。
- 全塗装する
劇中と比較するとグリーンなどがやや明るいのでより立体感のある色彩に調整したり、オリジナルカラーにするのも良い。 - 部分塗装する
頭部の頬やセンサー類の塗装するだけでも印象が変わると思います。 - オプションパーツを使う
紹介したハンドパーツや、オプション武器を持たせることでポージングの幅を広げることができると思います。 - スミ入れする
モールドは多いので、陰影をだすことでメリハリ感がだせます。※白っぽい外装はアイボリーなので、ブラックよりもダークグレーやライトグレーがおすすめ。
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素組みレビュー:全体の外観・キット内容
完成した「HGCE ライトニングバスターガンダム」の素組みレビューして、キットの内容や組み立ての様子を紹介します。
完成した全体の外観
全体はアイボリーのようなホワイトの外装で、オレンジ部分はややパステル調。
グリーンはダークグリーンで成形されてますね。
非常にプロポーションが良く”S字立ち”もできます。
バックパックの武装もグレーの配色とダークグリーンで、見た目のサイズ感とは違って落ち着いた配色。
以上、全体の外観でした!
接地性も高いので大型武装を持っても不自然な姿勢にならずに自立できるのは良かったですね(‘ω’)ノ
キットの内容
パッケージは「HGCE デュエルブリッツ」の反対側を映した対になるパッケージ。
箱側面には完成見本写真有り!
説明書にはライトニングバスターガンダムとパイロットであるディアッカの説明が記載。
映画をみただけではわからない設定もあるのでこういうのは地味に楽しめますね。
シールは1枚付属し、ツインアイ・センサー系・頬のオレンジとかなり少ない。
ランナーは全部で8枚とHGCEだとわりと少ない方なので初めてガンプラを作る方にもとっつきやすそう。
↓パーツを見てみたい方はランナーをチェックしてみてね(‘ω’)ノ
タップでランナーを見る
【組み立てポイント】組みやすいパーツ構成!
頭部パーツは↑こんな感じで、もっと細かいかと思いきやそうでもありませんでした。
動きの軸となるSEEDアクションシステムで可動は抜群。
腰部アイボリーのパーツに関してですが、はめ合わせる時めちゃくちゃ固いです!
パーツ自体に耐久性はあまりないと思うので、挟み込む際には注意した方がいいポイント。
肩もしっかり音がなるまではめ合わせます。
腕部構造は↑こんな感じ。意外とシンプルな他のHGCEと共通の仕様。
足首は他のHGCEでは見かけなかったスリッパに直接ボールジョイントを差し込むような仕組み。
作りとしてはEGに近い。
30MFがこれを応用してもっと完成度高いので、それくらいの完成度にしてほしかったちょっと残念なポイントでした。
ライトニングバスター:部位ごとの外観と可動範囲の詳細
外観をより詳細にチェックし可動部位もまとめます。
頭部の詳細
頭部アップ。
額・ツインアイ・頬の3箇所をシールで色分け再現。
頬は賛否の声が比較的多いポイント。
ぼくは塗装もするので良いですが、パチ組みの方の目線からいうと親切ではないなと思います。
額のセンサーが良そうは肉抜きされていて細部までこだわりを感じます。
アンテナはHGなので安全フラグ付き。形状的にカットしやすそうなので初挑戦にもいいかも。
後頭部はセンサーとダクトのような造形。GATシリーズに多めのデザイン。
腕部の詳細
ショルダーアップ。
ダークグリーン・オレンジ・アイボリーのパーツで構成。パネルらいんなどはありませんが面の多いデザインに加え一部クリアパーツを使用するなどHGにしては情報量多めに感じます。
ショルダーアーマー上には複列砲身多目的砲を乗せてピッタリ形状が合うようにデザイン。
残念なのはロックなどはできず、あくまで”合わせて乗せているように見える”だけ。
ショルダーを側面から見ると内部に透け感などなく密度を感じさせる作りになってて良かった!
内側から見てもブロックを感じて良い感じ。
腕部アップ。
肘裏は比較的大きな面で構成されていますが、前腕部には装甲の重なりや細かいC面(面と面を繋ぐ面)。段落ちモールドなど情報が多めになっています。
合わせ目は段落ちモールドで隠せる仕様。
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ショルダーの一部は上下に可動し腕上げの妨げをしません。
肩はSEEDアクションシステムで引き出して大きく前方に可動。
肘は二重関節で腕も水平まであがります。射撃機体にしてはやけに動かせるなって感じ。
ギミックというほどでもないんですが、手首は深めに差し込むので少し引き出して軸を伸ばせば可動域を拡張できます。
胴体の詳細
バストアップ。
肩同様胴体にもパネルラインなどモールドは特にありません。
パーツ分割と面の多いデザインで表面に凹凸を作って陰影も表現。
フロントアーマーはシンプルめで左右には彫り込んだ細かいモールドが少し。中央の丸モールドはセンサーなのでシールで再現。
サイドアーマーはオレンジでコンパクト。
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胴体は大きく前後可動ができます。
左右にも振れます。
腰部には高エネルギービームガンがありますが、干渉なく捻りができます。
※腰部のボールジョイントがシブすぎてネジ切れそうな雰囲気出してました!軸の長さも出ているので、耐久性は落ちていると思います。
少しヤスッた方がいいと思うんですが、ぼくはヤスりすぎてゆるくしてしまったので独自に調整しました。
同じように軸をヤスりすぎた方は「ガンプラのゆるい関節を修正!」の記事で調整方法を紹介しているので、あくまで自己責任でお試しください。おすすめはランナーの袋使うと滑りもでるので良い感じでした。。
脚部の詳細
脚部外装はGATシリーズ特有のデザインでスラっとしているのは以前のまま。
可動範囲詳細をタップで見る
股関節は「HGCE ライジングフリーダムガンダム」や「HGCE イモータルジャスティスガンダム」と同じ仕様で上下可動できます。
股関節を下に下げることで可動域を拡張。
膝立ちはキレイにできます。
足首はちょっとクセがあって下方向にほぼ伸ばすことができず、上方向には大きく可動。
うーん・・・接地性は上がりますがポージングや劇中再現のことを考えると個人的にはマイナス点。
バックパック
「複列砲身多目的砲」アップ。
複数のパネルラインのモールドにグレーとダークグリーンのパーツを合わせたデザイン。
デザインの密度は増し、サイズの大きさからも存在感があります。
パーツのスナップフィットが甘いと一部合わせ目が出てしまうので注意。他は段落ちモールドや縁に合わせることで合わせ目を隠蔽する仕様。
オレンジの「77式多目的誘導弾発射筒」は必要最低限のモールドのみありますが、展開可能で内部にも多少モールドが刻まれています。
ライトニングバスター:実装ギミックレビュー
- 77式多目的誘導爆発射筒開閉
- 高エネルギービームガン展開
- 複列砲身多目的砲の可動
- 複列砲身多目的砲の展開
HGCE ライトニングバスターには↑4つのギミックが搭載されていました。
77式多目的誘導爆発射筒開閉ギミック
バックパックの「導爆発射筒」の展開ギミックで、蓋のように開閉できます。
中身はもちろん、蓋裏にもモールドがちゃんと入ってます。色分けは大変そうですが、やると立体感が爆上がりしそう。
メカニカル感が好きな方は是非挑戦してみてほしい。
高エネルギービームガン展開
ビームガンは腰部で前後可動でき、前方に展開後、砲身の向きをパーツの差し替えで再現する仕様。
付属物は今回なくて↓この差し替えパーツのみ。
正直ちょっとメンドクサイ仕様なので、砲身向けたままの方差しっぱでも良い気がします。
複列砲身多目的砲の可動
複列砲身多目的砲との接続は2軸、それぞれボールジョイントで可動できるようになっています。
ただし、この可動は上下のみで左右には微々たる可動しかできませんでした。
複列砲身多目的砲の展開ステップ
折りたたまれた部分を引っ張る。
砲身を起こし、突起に接触させ下部にさらに引き出し。
後は伸ばすだけ!
直感的にできますが、言葉で説明する方が難しいやつです(笑)
ショルダーアーマーの凹部分に「複列砲身多目的砲」がピッタリハマります。
射角が狭まるので、ポージングにはあまりおすすめしません(‘ω’)ノ
ガンダムSEED FREEDOMガンプラと比較した満足度と耐久力
購入した他のガンダムSEED FREEDOM関連キットとライトニングバスターの「価格」と「プレイバリュー」を比較!
ガンプラ | 価格 | プレイバリュー |
HGCE ライトニングバスター | 2,860円(税10%込) | |
HGCE ライジングフリーダムガンダム | 2,640円(税10%込) | |
HGCE イモータルジャスティスガンダム | 2,640円(税10%込) | |
HGCE ブラックナイトスコードシヴァ | 2,970円(税10%込) | |
HGCE マイティーストライクフリーダムガンダム | 2,970円(税10%込) | |
HGCE インフィニットジャスティスガンダム 弐式 | 3,080円(税10%込) |
↑比較するとこんな感じ。
前提として、全キット外観の見た目は良いです!それぞれ好みがあるくらい。
★4を下回るキットに関してはポロリや可動に対して価格が高すぎるという評価で、おすすめしないものに分類しています。
ガンダムSEED FREEDOMのキットって意外と「耐久性」に欠ける物が多い。価格も高めなので、どうしてもそプレイバリュー価値を下げてしまうのが残念なところ。
HGCE ライトニングバスターガンダム【レビューまとめ】
「HGCE ライトニングバスターガンダム」をレビューしたぼくの結論は、”コスト重視する方にはおすすめしない!!!”です。
造形も良い!可動も良い!
それでもギミックや武装、付属物の少なさで通常価格「2,860円(税10%込)」は高すぎます。
同価格帯なら、「HGUC シナンジュ・スタイン」を最近購入しましたが、そっちの方が何倍も満足度は高かった。
他にもマイナス点はありますが、全体的にみてコスト面を許容できる方にはおすすめしても良いと思います!
著しくぼくの評価を下げたのは価格です。あとは冒頭の総合評価でまとめた通り!
今回はこれでおしまい!価格でおすすめしないのは初でしたね・・・。
↓下記では再販情報まとめているので、気になる方はご活用ください!
HGCE ライトニングバスターガンダムの再販情報を調べる
ガンダムSEED FREEDOMのガンプラの中でも後期に発売されたキットですが、比較的再販は少なめ。
次回再販で購入を検討している方もいると思うので、再販タイミング情報や購入ショップ情報を↓下記事でまとめているので参考にご覧ください!(=゚ω゚)ノ
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