「RG シャイニングガンダム」のレビュー記事です(゚∀゚)
- 発売日:2025年06月28日(土)
- メーカー希望価格:3,850 円(税10%込)
- RG(リアルグレード) No.42
>>RG番号順一覧 - パイロット:ドモン・カッシュ
「機動武闘伝Gガンダム」に登場するモビルファイターで、設定ではパイロットの「ドモン・カッシュ」がゴッドガンダムの前に搭乗していた機体ですね。
「RG ゴッドガンダム」は2022年8月既に発売しており、レビューもして「おすすめのRGガンプラ」に認定するほど良く出来たRGガンプラでした。
それから約3年!
キット内容を見るとコスト面で気になる方もいると思いますし、”基本構造は”ゴッドガンダムと同じ。
ただし、出来栄えはそれを上回るコストパフォーマンスに優れたRGガンプラになっていました!(ΦωΦ)
仕様や付属物的に購入を検討している方に向けて参考になればと思います_(_^_)_
「RG シャイニングガンダム」のレビュー総合評価

デザイン・プロポーションバランス・可動性のどれもが調律されたミドルレンジRGの最高レベルのガンプラでした!
パーツ分割や配色は申し分なく、ディテール量も十分!
シルエットが人に近いゴッドガンダムよりもやや機械的な造形になっており、マッシブさもありながらスマートなプロポーションになっています。
シャイニングガンダムのガンプラでは初となる”スーパーモード”への変形を差し替えなしで表現しているのが特徴で、全く違う見た目になるのはお得感を感じることができますね。
グレードの中だと組み立てもしやいのでRG初挑戦の方にももってこいのガンプラだと思います。
弱点としてはRGゴッドガンダムのサーベルは互換性がないことくらいですね。
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基本構造はゴッドガンダムを投影しつつ、かゆくて手の届かなかった箇所を調整・構造変更されている。
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造形・可動・ギミック・コスト面でどれも優秀なRGガンプラです!
長所と短所


↑最初の1つ意外はほぼイチャモンです(笑)
ゴッドガンダム・シャイニングガンダム共に滑らかな可動表現に使うため、腿に内側に曲がる関節が仕込まれていいます。
ゴッドの場合、動かしすぎると長期的にみてゆるみが多少でてしまうのが気になる点でした。
そこがそのまま流用されていいたので、今後もしかするとゆるむ可能性はあります。
気になるのはそこだけ!ほんとに良く出来てますね!
組み立てレビュー:付属品と余剰パーツ
組み立て所要時間:3時間~3時間半
RGガンプラとしてはランナーも少なく説明書のみやすさもあり、組み立て自体は難しくありません。
↓下記は簡単な組み立ての様子。

「RG ゴッドガンダム」は組やすさはそのままでしたが”アンダーゲート”が多く、一部はニッパーが入らない箇所などもあったと記憶しています。
「RG シャイニングガンダム」でもランナー全体にアンダーゲートは採用されているんですが、一部に限定されていて比較的楽に感じました!

脚部の内部フレームを作った段階だとこんな感じ。
構造自体は先述した通りほとんどが「RG ゴッドガンダム」の仕様を投影したもの。

展開ギミック内部に入れるバーニアはゴールドで成形され、ブラックを下地にしたようなやや重めのゴールド色。悪くない!

腰部周りもゴッド同様引き出せる構造に股関節のスライド可動搭載。

随所には↑画像に記載されているようなロック機構があり、パーツ自体の強度も高く簡単に摩耗することはありませんでした!
↑画像は引き出し用の肩関節なんですが、ここに関してはロックいらない気もするのでちょっと過剰にも感じます。

頭部内側には細かいモールドがあり、ツインアイ裏にもインテークのようなモールドが造形。

以上が組み立ての様子。
何度も言いますが難しい点は特になかったですね!強いていうなら脚部展開時のゴールドパーツのはめ込み角度がちょっとわかりにくいかも。
あと、アンダーゲートが使われていて太めのニッパーだけだとキレイにカットできないかもしれません。
いずれかがあると円滑に進むので、初心者の方はスポンジヤスリがコスパ良さそう!
↓参考記事↓
【余剰パーツ】

Cランナーは「RG ゴッドガンダム」の一部を流用していて、多くの内部フレームが余剰パーツとして余ります。
それでは実際に組み立てたシャイニングガンダムと付属品をチェックしていきます!
本体組み立てレビュー
【全体:ノーマル】






通常状態での素立ちは頭部から足先までサイズが整っていて非常にバランスが良いですね。
特に脚部はマッシブな太ももに膝下はゴツゴツしたメカディテールがふんだんに盛り込まれ非常に見栄えの良いポイント!
全体的に腰下にディテールが寄っている印象です。
【全体:スーパーモード】
続いてスーパーモードで装甲展開した状態の全体デザイン。




ノーマルだと比較的下半身に集中していたディテールですが、装甲を展開することでディテール量が更にアップ!
物足りなさがあったショルダーや腕部にも厚みがでて、同時に装甲を展開することで細身になり若干スタイルバランスにも変化が見られます。
デザインが二度楽しめるのもスーパーモードのメリットと言えますね!
↓ここからは各部位毎をアップで確認!
【頭部】

- 頭部こめかみには「マシンキャノン」をパーツ分割で再現
- フェイス周りはモールドによるディテールが多め
フェイスをアップで見ると中央のスリットが目立っていますが、引き目で見ると全くきにならないので心配しないでほしいところ!

- フェイスを展開すると赤い狒々を思わせるデザイン
- フェイスの展開ギミックはヒンジのような構造で簡単に開閉ができる
- 数時間動かして見た結果簡単にゆるくなることはない
- 頭部にあるイエローの展開部位は比較的動きやすい
展開パーツは全てヒンジに類似した構造。
どれも簡単に摩耗してパカパカすることはありませんが、イエロー部分に関しては頭部を触る際どうしても振れやすいので位置が変わってしまうことがありました。
【肩部・腕部】


- 全体で見るとディテールは抑えめ
- 側面にはインテークをパーツ分割で再現して内部もスカスカ感なし
- ショルダーは上に引き上げて展開し、内部ゴールドパーツを露出
- ゴールドパーツ内部には細かいモールド入り


- アームカバーは凹凸モールドでパネルラインやレイヤーを表現
- アームカバーは展開ギミック搭載し、内部はゴールドのバーニアやシャイニングショットを再現
【胴体】


- 胴体ディテールは控えめで胸部は丸みが主張した造形
- 胸部マルチプライヤーはリアリスティックデカールの2種から模様入りとなしで選択可能
- 腹部は開閉可能




- フロントアーマーのグレーインテークパーツはパーツ分割し、複数の内部が見えるディテールを表現
- サイドアーマーは左右でデザインが異なり、左にのみ「ビームソード」をマウントできるラックを装備。(ラックは脱着可能)
- リアアーマーは面積が広め
- グレーの裏打ちパーツで表面の一部に色分け、裏にはインテークのモールドが刻まれている

リアのすぐ裏にはアクションベース対応の3mmダボ穴があり、キャップの開閉ができるギミック付き。
RG固有の専用ジョイントは付属しないので破損の心配もなければ管理の必要もありません。
アクションベースの抜き差しを何度も繰り返しても摩耗したりしませんでした。
【脚部】



- 脚部周りはパネルラインも多くメカディテールが濃厚
- 脹脛側面は内側と外側でデザインが異なり、外側は展開ギミック搭載
- 膝下には内部フレームのインテークが外装の肉抜きで見える



- 足首周りも角・面が多くディテール多め
- 踵側面とつま先も展開可動あり
脚部周りは情報量が豊富で見応えのあるポイントでした!
【コアランダー】


- コアランダーにはスラスターやインテークのデザイン面積が広め
- 背面にはバーニアが1基あり、内部は3mmジョイントダボ穴



- キャノピーは展開でき、薄いブルーのクリアパーツで成形
- キャノピー部分は引き下げることで上下可動ができるようになる
- キャノピーを背部に合わせて深く差し込むギミックあり
ちなみに以下の通り組み換えができます。
- シャイニングガンダムのコアランダー → ゴッドガンダム⭕️
- ゴッドガンダムのコアランダー → シャイニングガンダム❌️
付属品一覧
【ビームソード】

「ビームソード」はショートとロングが1セットずつ付属。

差し込み軸はやや太めで簡単に折れる心配はなさそうでした!
【ハンドパーツ】


ハンドパーツは11個付属し、内1つはスーパーモード用の平手パーツでラメが入ったメタリック感のあるグリーン。
- 握り拳×2
- ソード用握り拳×2
- 手刀平手×2
- 平手①×2
- 平手②×2
- シャイニングフィンガー用平手×1
各部の可動域と動きの特徴
「RG シャイニングガンダム」は首からつま先まで柔軟な可動が可能!且つ、「RG ゴッドガンダム」にあった不満点も解消した改良が組み込まれていました!
以下部位毎に可動域のレビューをまとめます_(_^_)_
【頭部の可動域とギミック】

- 首は上下に大きく可動。特に前方に大きく引き出せるので深い俯きができる
- 左右には思ったより動かせませんが、ポージングに大きな影響はない
- 首周りの干渉はなく余裕の一回転
【腕部の可動域】



- 腕部は水平以上に大きく跳ね上げできる
- 肩内部の関節は前方に引き出しでき、前後にはボールジョイント分前後可動できる
- 上腕ロール回転できる
- 肘も二重関節で深く引き寄せできる
- 前腕部もロール回転できる
- 手首はボールジョイントでRG標準可動域
【胴体の可動域】


- 腰部関節は引き上げて可動域を大きく拡張できる
- 前後大きく可動できる
- 左右にも大きく振れる
- 捻りも問題なく大きく動く
胴体は特徴的で可動性を高める最大のポイント!
特に腰部の引き出しは「RG ゴッドガンダム」を投影した部分で、手は加えられずほぼそのまま採用されています。



- フロントアーマーは180度上下できるので足上げの邪魔をしない
- サイドアーマーは上下に少ししか上がらないが後方に逸らすことで干渉を避けられる
- リアアーマーも若干ながら上下可動。且つサイドアーマーも連動して動かせる

サイドアーマーを逸らすことで180度開脚も余裕できできますね!
【脚部の可動域】



- 脚部は前方に大きく上がり蹴りポーズも余裕
- 膝の沈み込みも深い
- 足首は下に垂直に可動し、つま先も上に垂直まで可動
- 開脚状態で設置性が非常に良い
【コアランダー】

コアランダーのスラスターは前後・左右に可動!
可動自体は表情付けに使えますが、持つ時にスラスターが手で掴んでしまうので少し邪魔かも(笑)
RGシャイニングガンダムのポージング例
「RG シャイニングガンダム」でつけることのできるポージング例を紹介します。

まずはコアランダー単体・・・コレ向きあってるかな?キャノピー内部を見ると座席が逆に見えるような?
分かる方いたら教えてー(笑)






空手のように払うモーション。人のような自然な四肢の動きを表現出来ていると思います!




ビームソードのサーベルラックは取り外して、持った状態から引き抜く劇中再現も可能!
「GUNDAM」と記載された専用のリアリスティックデカールも付属するので再現したい方の需要にもしっかりこたえていますね。
正直ぼくはにわかですし、そういう再現はあまり好まない方なので割愛!(笑)



スーパーモード展開して。






振り抜き様のシャイニングフィンガー!(こんなシーンがあるかは知りません)





ポージング例は以上!
どこもかしこもしっかり動いてくれるのでポージグは特別問題がある箇所はありませんでした!!
動きすぎてポーズが悩む感じですね(笑)
機体設定やデザイン、つま先の可動を考慮すると走ってシャイニングフィンガーの流れは表現しやすいかも。
発想次第で色んなポーズを再現できると思います。
ただ、動かせる分角度を付けてビシッと決めたい人はアクションベース選びが重要ですね。
「アクションベース7」だと関節が少ないのでアクションポーズだと硬さが出てしまうので「アクションベース8」推奨!(しつこいくらい推してます)
3時間動かし続けた耐久力評価
端的に、どこも問題ありません!
シブミもいいですし、ゴッドガンダムで感じた股関節の緩みや前腕ロールの緩みなども改善されていると思います。
強いていうなら、それでも股関節周りは少しゆるめに感じるのと、「アドバンスドMSジョイント」の保持が弱めな点。
いずれも動かして劣化を感じることはなかったので優秀だと思います!

ただ、総評でも述べた通り、ゴッドガンダム同様に腿の一部が内側に可動するギミックが搭載されています。
動かしすぎるとその部分がゆるくなる可能性はあるかもしれません。時間動かした時点では確認できなかったので評価は耐久力とさせてください。
RGゴッドガンダムとの比較!違いは?
「RG ゴッドガンダム」との比較!違いはそう多くありませんでしたが、かゆいところに手が届くような改良点が加えられていました!
【全体比較】



全体を比較し、正面から見てわかりやすいのが全長のサイズ調整。
ギミックも何も使わず素立ちさせた「RG ゴッドガンダム」は上からギュッとしたようなデザインで気になっていた方もいるはず。
もちろん腰部の引き出しギミックで弱点を補うことはできるんですが、「RG シャイニングガンダム」は全長が増し、腰の位置が上がり首の軸も若干延長。
何もせずに弱点を克服したプロポーション調整が施されていました。
【首周りの違い】

首が大きく可動できるのが両者共通しています。
ただ、ゴッドガンダムの場合前方へ引き出して上から見ると内部が見えてしまってやや不自然な空間と見栄えになってしまいます。
対してシャイニングガンダムの方は首付け根にカバーとなるパーツを設けることで内部のスカスカした空間埋め、且つ首の造形も変更することで密度を保ったまま可動できるようになっています。
【足首周りの違い】
- 足首上部に可動ポイントが追加されている
- 独立可動していた踵とつま先周りを一体化して連動できるように変更されている

足首上にロールする可動軸を設けることでより柔軟で滑らかな可動ができるようになっています。
設置性が良いのが頷けますね!
そして個人的に最も良かったのが踵とつま先周りの独立可動が一体化していること!
「RG ゴッドガンダム」を持っている方なら覚えがあると思うんですが、細かい動きや接地性が良い反面・・・踵動かすの面倒じゃありませんでした?

↑画像左のゴッドは踵とつま先をボールジョイントのようなパーツで接続していて可動軸が別れているので動かす手間が増えた印象。
なんかうまく立たない時は大体踵だけが曲がっているとかあって、ポージング撮影の時は結構難儀に感じたポイントでした。
一体化したことで直感的に足首周り全体を動かせるようになっていたのはストレスフリーで良かったと思います!
【ビームソードの違い】
本体の違いよりも規格が違っている点で言えば「ビームソード」でした!

↑ゴッドガンダムとシャイニングガンダムのソードエフェクトを比較すると形状異なるのがまずわかります。
ここまでは別にいいんですが・・・

↑ご覧の通り差し込み軸の規格が異なっているのがわかりますね。

柄も同様で、デザインも若干異なります。
まさかまさかの互換性がありません。
ゴッドガンダムにもロング・ショート両方を持たせたいなら加工する必要があります。
価格や項目を表で比較
同価格帯のミドルレンジRGガンプラで比較!
RG | シャイニングガンダム | ゴッドガンダム | フォースインパルスSPECⅡ | RX-78-2 ガンダム Ver.2.0 |
---|---|---|---|---|
発売年 | 2025年6月 | 2022年8月 | 2024年02月 | 2024年 |
メーカー希望価格 | 3,850 円 (税10%込) | 3,850 円 (税10%込) | 3,410 円 (税10%込) | 3,850円 (税10%込) |
クオリティ | ||||
耐久性 | 高 | 高 | 高 | 超高 |
どれもクオリティは高いですが、レビューした「RG シャイニングガンダム」はこの中で順位付けすると2番目!
同価格帯のキットと比較しても全く見劣りしませんし、むしろトップレベルだと思います。
RG シャイニングガンダム【レビューまとめ】
「RG シャイングガンダム」は「RG ゴッドガンダム」をシッカリブラッシュアップし、見た目と可動性を両立!
ギミックも含めて満足度の高いコストパフォーマンスに優れたガンプラでした!
- 全体のプロポーションバランスが良く見た目が良い
- スーパーモードを差し替えなしで再現でき、不具合を感じるような点もない
- ゴッドガンダムの構造をベースに首・足首周りをブラッシュアップ
- スーパーモード時はフェイスが変わるので全く違った機体に見えて二度楽しめる
- アクション性が突出したミドルレンジRG傑作の1つ
- ハンドパーツが少し多い
まとめるとこんな感じ。
価格は「RG ゴッドガンダム」と同じ。
どちらかで悩んでいる方におすすめするのは・・・「RG シャイニングガンダム」の方ですね!
もちろん好みで選んでも良いんですが、KPSの素材強度の影響なのか、若干シャイニングガンダムの方がシッカリしているように感じます。
ゴッドガンダムはある程度動かすとちょっと股関節周りが動きますし、コアランダーの脱着を繰り返すと抜けやすくもなります。
↑こんな方はシャイニングガンダムで良いと思います。
ゴッドガンダムも良いRGガンダムなのは間違いないので、どちらかと言えばって感じですね!
レビューは以上!おわりー
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