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今回は劇場版に登場したブレイヴのレビュー!
「劇場版ガンダムダブルオー」に登場したソルブレイヴス隊が駆るフラッグの形状を継承した機体の「HG ブレイヴ」の詳細をまとめていこうと思います。
フラッグ以来の変形機構を持つ機体ということもあり、個人的に気になっていた機体!ワクワク
早速組み立てた感想からいうと、
作りはよく、ポリキャップレスの多いHGガンプラで、2010年製としてはあちょっと珍しいかもしれません。加えて独自の変形機構にクオリティの高さを感じます。
造形クオリティ | |
ギミック | |
可動域 | |
制作難易度 | |
価格の安さ | |
総合満足度 |
評価を表にまとめるとこんな感じ↑
ぼくはたまたま定価でネットで購入できましたが、amazonとかだとしばらく再販していないこともあり高額になってました。
今後の再販時に参考になればと思うので是非特徴など気になる点を見ていってください!
HG ブレイヴ組み立て完成見本
まずは組み立て完成見本としてどんな感じかご覧ください!でないとぼくのように違和感を感じる方がいるかもしれない。特に足(笑)
良かった所と良くない所をまとめるとこんな感じ。正直HG購入して良かった所がこうも圧倒するのは初めてかも。
もちろん機体によるデザインや装備などの兼ね合いでこうなると思うんですがかなり良い感じ!
まずは立ち姿!
プロポーションはやや下半身に偏りが出ているように見えますが、フラッグ系統はそういうバランスなので劇中再現されてると思います。
ぼく個人としてもあまり好みのバランスではないので多少違和感はありますが思ってたよりもずっとよく見えますね。
背部は指揮官とは違いGNドライヴが一基。旧タイプのジンクスなどと比べると大分小型化されてます。
付属の台座を使ってディスプレイ!浮かせるイメージはやや前のめりの方がこっこよく見えるんですが、そのまま付属のジョイントを使うと背筋伸びた感じになっちゃいますね。
ビームライフルは握り拳で固定できないので角度がよくないとポロっと落ちます。
バックパック(?)のスラスターは軸を上下好きな方向に動かせるのと、基部ボールジョイントで少し可動。
変形に使用するロックをはずすと前のめりできるので動いてる感を多少出すことができると思います。
個人的にはロックをはずしてポージングした方がかっこいいと思いますね!
ビームサーベルは白で塗装する必要がありますね・・・パチ組勢に優しくない仕様なので、別キットから持ってきた方がよさそう。
ただ劇中では使ってなかったような(?)
↑画像は変形ステップ!シンプルな変形に見えて胸部は結構しっかりした変形機構を搭載しています。
真上から。個人的にぼくは飛行形態がお気に入り!
ライジングフリーダムやイモータルジャスティスとは違うシッカリ変形で寝そべりじゃないよ!!!(笑)
斜めにディスプレイすると劇中再現度も簡単にできます!劇場版のスピード感ある戦闘よかったですよね~。
完成見本はホイルシールをカメラアイにしか使用していませんが、色分けはシンプルに見えて十分!
全体的に造形は良いが人によってはディテールやモールドが欲しいと思うので、追加して重みを出すとまた良いかもしれません。
ただ、流線形デザインが多く特徴的。ちょっとディテールを入れるのは難易度高めなように感じますね。
変形時の兼ね合いも考慮して作り込める方は挑戦しても良いと思います。
弱点である肩の可動域は改造が結構難しいと思うので、最初から考慮して購入した方が良さそう。ただ、肩の可動域の狭さを胴体の可動でカバーできるので、ポージングによっては躍動感を演出することもできます!
「可動域」チェック
完成見本でも触れた通り全体的に2010年のガンプラとしては可動域は広いように思いますが、一点!肩だけ非常に狭く、腕を水平にあげることは難しかったです。
反面胴体は変形ギミックのロックを外すことで前後の柔軟性を利用できるメリットもありました。
【頭部の可動】
- 上:◎
- 下:△
- 回転:◎
上向きにはかなり動きますが、下方向にはほとんど動かすことはできませんでした。
首周りに接触するパーツはないので一回転問題なく可能。
【腕部の可動】
- 水平上げ:△
- 肘関節:△
- 前後への引き出し:なし
- 手首の可動:内側に大きく可動
腕部肩の可動が著しくよろしくなかったですね。ボールジョイントで差し込み口に干渉して若干しか水平にあげることができませんでした。
水平まで上がるガンプラキットが珍しくない中、逆に珍しい・・・・。肘は水平にあがらず、さらに二重関節ではありません。手首もボールジョイントで内側に大きく動きます。
【胴体の可動】
- 前:△
- 後:◎
- 左右:〇
- 捻り回転:◎
前方へは可動しませんが、後方には大きく可動。ボールジョイントなので左右も多少動きます
またロック機構を開放することで前方可動も多少できるようになるので、ポージングの時に一段と躍動感を持たせる要因になると思います。
【脚部の可動】
- 股関節開脚:〇
- 股関節腿上げ:〇
- バランス:×
開脚は「ハ」の字で必要最低限。膝は二重関節ですが、ここも必要最低限。
前にももをあげると大体90度くらいなので全体的にあまりいいとは言えません。
全体的に「最低限の可動域」を意識したような作りになっており、可もなく不可もなく!開脚に関してはフロントアーマー部分の位置で可動域は変わります。
バランスは悪く、片足立ちはできませんでした!
【足首の可動】
- 左右:〇
- 上方向:×
- 下方向:◎
足首、爪先付近はボールジョイントになっていて左右はある程度水平に接地面を確保できます。ただ、角度をつけすぎると取れてしまうので注意。
足首を上方向に上げることはできませんが、下方向は直角に可動できます。
他ガンプラとのサイズ比較
標準的なジンクスとサイズを比較!ブレイヴの方が頭一つ抜けてる感じですが、ジンクスがマッシブに見えるのに対し全体的に華奢な造形。
HG ブレイヴ一般用試験機 | HG ジンクス | |
価格 | 1,760円(税10%込) | 1,320円(税10%込) |
付属品の数 | 5つ | 5つ |
ギミック | あり | なし |
造形クオリティ | ◎ | ◎ |
可動域 | 〇 | 〇 |
台座 | あり | なし |
キット内容を比較するとこんな感じ。
価格は400円ほど差があるので、変形ギミックや台座でその分納得できるかどうかというところでしょうか。
個人的に1,760円(税10%込)なら十分満足できる内容に感じています。
HG ブレイヴ一般用試験機の付属物
【付属物一覧】
- 台座+差し替えパーツ
- 白いビームサーベル(柄一体型)
- 頭部用リード線
- ビームライフル
- 変形時用背部差し替えパーツ×1
付属はこんな感じ。実際ブレイヴ本体に使用するのは3つほどで、あとは台座パーツですね。
台座は角度の違うものを差し替える2通りから選んで使用できます。HGを支えるにはがっしりして強度も高いんですが、縦に長い方を選択すると台座自体の安定性が低く感じました。
軸をずらしてディスプレイすると横に倒れそう。
動きを付けたいならアクションベース7など安定し、柔軟に角度を変えられるものを使用した方がいいかも!
残念なのが白いビームサーベルですね。
完全に塗装が必要なのでパチ組でビームサーベルを持たせてディスプレイしたい方にはガッカリかも。
別キットから拝借して流用か、メルカリでサーベルだけ購入してみるのもいいかもしれません。
HG ブレイヴのキット内容と制作の様子
ここからはHG ブレイヴのキット内容と制作の様子を紹介していきたいと思います。
HG ブレイヴの基本情報
ガンプラ名 | HG ブレイヴ一般用試験機 |
グレード | HG(ハイグレード) |
発売日 | 2010年11月13日 |
対象年齢 | 8才以上 |
価格 | 1,760円(税10%込) |
付属品 | ◆台座+差し替えパーツ ◆白いビームサーベル(柄一体型) ◆頭部用リード線 ◆ビームライフル ◆変形時用背部差し替えパーツ×1 |
キット内容 | ◆ランナーA~Dの4枚 ◆台座×1セット ◆リード線×1 ◆ホイルシール×1 ◆取扱説明書×1 |
ランナー数が少なかったので変形も単純なものだろうと思ってたんですが、シンプルながらかなりクオリティは高いように感じました。
あと、箱絵が超カッケーーーーー!!!!(笑)
HG ブレイヴの制作
あまり見かけない仕様でポリキャップレスの関節固め系ガンプラでしたね。
【組み立て手順】
- 胸部
- 腕部
- 頭部
- 脚部
- 腰部
- 背部スラスター
- ビームライフル
組み立て手順は上記↑の通り。
胸部は変形ギミックがあるので独特な作りをしています。ロック機構を持っているので、変形しない場合は固定して安定でき、可動域を広くする際にも役立ちました!
腕部は肩と手首がボールジョイント、肘関節のみ長方形の軸接続。ポリキャップは使用していないので、ちょっと固め。
二の腕部分はロールもできますが、最初は硬いと思うのでゆっくり慣らさないと破損の可能性がありそう。
頭部は特徴的で、ここだけ見ると造形はやや微妙。顔はオレンジのクリアパーツで、左目にはホイルシールにある片目模様もうっすら表現されています。
脚部はボールジョイントで、膝は二重関節。ひざ下が長いのが特徴ですかね。
腰部は珍しく、軸にボールジョイント付きロールパーツを組み合わせるタイプ。この作りも若干足が長くなる要因。個人的にもう少し短くてもいいんですが変形の兼ね合いですかね。
飛行形態時とMS形態で形状を若干変更できます。ウィングも収納されているので展開モードも可能。
ビームライフルは先端のパーツの位置を変更することで開いてる状態と閉じた状態を選択できますね。また、後方には軸接続できる穴が開いているので、飛行形態の時は胸部に接続もできます。
【初心者におすすめの道具】
HG ブレイヴ 一般用試験機をレビュー【まとめ】
今回は「HG ブレイヴ 一般用試験機」をレビューしてきました。
正直購入した段階の理由は「好きな00関連の機体だったから」だったんですが、意外と動かしていると長所が見えてきますし、短所の可動域の狭さをカバーできる胴体の変形ギミックなど面白かったですね!
造形に関しては概ね問題ないんですが、頭部があまり良くないように感じました。
手を加えられる方には改造をおすすめ。
とはいえ価格に対し満足度は割と高いHGでした!
【まとめ】
まとめるとこんな感じですね。
フラッグ体型が嫌いじゃない方なら1度作ってみても良いと思います!
台座も付属するので、変に位置をずらさなければ倒れる心配もないので新しく購入しなくてもOK。
指揮官機も欲しいな・・・・定価で買えたらそちらもレビューしていきますね。
満足度:
以上!
割と良かったので是非!
オリジナル塗装して戦闘機っぽさを出してもいいかも。
今回はこんな感じ。またね~
他にもガンダム00関連のレビュー記事があるので、気になる方は↓チェックしてみてね。