100均で売っている山田化学の「フィギュア・プラモデル用ディスプレイスタンド」を今回はレビューしていきたいと思います。
↑気になる方も多いと思います。
ぶっちゃけ贔屓目なしに言うと、「一般サイズのフィギュア(15cm~20cm)」や「HGガンプラ」なら100均台座を使った方が何倍もコストパフォーマンスがいいです!
- 「保持力」
- 「耐久性」
- 「自由度」
上記3点をアクションベースと比較してみると、圧倒的に使い勝手も耐久性も上だと思います。
ただし、ガンプラに限ってはHGに限定!
というのも、RGだと専用ジョイントがあり、はめ合わせが合わなかったりします。
本記事では、
- 旧版スタンド(税込み110円のやつ)の詳細
- フィギュアやガンプラ用ディスプレイスタンドの特徴
- 使ってみた実例紹介
- アクションベースとの比較
をまとめていきます。
また、下記事では新型のクリアカラーバージョンをレビューしています。セット内容の違いなど比較もしているので、興味がある方は合わせてチェックしてみてください。
100均ディスプレイスタンド基本情報
会社 | 山田科学株式会社 |
名称 | フィギュア・プラモデル専用ディスプレイスタンド |
製品サイズ | 103×100×196mm |
対応サイズ目安 | 横幅50 高さ130mm 重量50g |
材質 | 土台:ポリエスチレン アーム・アタッチメント:ポリカーボネート 支柱(芯):鉄心 支柱(ビニール膜):塩化ビニル樹脂 |
セット内容はシンプルで支柱と台座、それに挟み込み用のアームジョイントと3mmの軸ジョイントですね。
素材はプラスチックですが、支柱の中には柔軟に動く鉄心が入っているので、ある程度重量があるフィギュアやガンプラでも保持できます。
支柱は少し長いですが、曲げて調整できます。
【購入できる場所】
タイトルにはダイソーと記載していますが、実際は主要な100均ショップいずれでも購入することができます。
入荷の有無により店舗によってはないかもしれませんが、WEBサイトと実際に売り場を目視で確認しました。
最新スタンドも同様だと思うので、欲しい方は売り場覗いてみてね。
今回はダイソーで購入したので、ダイソーって書いただけだよ。
100均台座の特徴
100均ディスプレイスタンドの特徴を紹介!
各パーツ100均とは思えないクオリティを解説していきます。
100均ディスプレイスタンドの付属ジョイントアーム
アームの形状はバンダイやその他メーカーさんの物と同じ仕様ですが、特徴として「アームの細さ」・「挟む軸の劣化の遅さ」があります。
バンダイ含む他メーカー製品だと経験している方も多いと思うんですが、アームの挟む動きを繰り返した時、割とすぐにガバガバになることがあります。
表面に細かい凸凹感を感じます。このおかげかは不明ですが、明らかにガバガバになりにくい。
また、アーム自体の厚みが薄いので、小さい隙間にも通すことができます。
アームの厚さによっては保持したいアイテムに干渉して角度付けがうまくいかないなどの弱点をカバーしていると思います。。
ディスプレイスタンドの支柱
支柱の表面は独特な凹凸の形状。輪切りにするとちょうど歯車みたいな感じでしょうか。
支柱には鉄心が入っているので簡単に倒れたりすることはありません。また、何度曲げても最初よりちょっと弱くなったかなっていう程度で保持力が劣化しませんね。
少なくとも1年使ってみて、視覚的に鉄心が弱くなったり、ねじ切れそうなどと感じたことはありません。
ジョイントパーツの幅が広いのが特徴なんですが、これが冒頭で「HGにはおすすめできるがRGにはおすすめできない」と述べた理由!
軸はハマるんですが、そのまま使うにはジョイントの幅が大き過ぎて、RGの専用ジョイントには使えないものが多いんですよね。
どうしてもすべてのRGで使用したい場合はジョイントを外して支柱の先を加工するといいかもしれません。
台座の土台
台座裏にはフック部分とフックをかける部分があります。2つの台座で位置を合わせることで連結可能。連結個数も好きなだけできます!
支柱の位置も好きなように変更できるのでジオラマ風に使う時にも便利。
注意点として、連結はフックのようになっているだけで固定はされません!持ち上げる普通に外れます。
連結を想定して使うなら「魂ステージ」や「アクションベース」の保持力がいいのでそっちを使った方がいいと思います。
以上が100均ディスプレイスタンドの特徴。
下記では実際に使用してどの程度まで保持できるのかチェックしてみたいと思います。
100均ディスプレイスタンド使用実例!
ここからは実際にディスプレイスタンドを使った様子を何枚かご覧ください!!
写真は最近組んだ「ガンダムSEED DESTINYのインフィニットジャスティスガンダム」
HGガンプラなので軽量ではありますが、全く問題なく保持できます。
少しバランスを崩したポーズにしてみましたが、支柱がちょっと曲がっているくらいで全く問題ありませんでした。
次はアームを使った様子。
ガンプラに使うケースはあまりないですが、細めのアームなので厚みのあるアームで合った胴体への干渉などは一切ありません。
次は完成品フィギュアの「メタルロボット魂のダブルオーライザー」使ってみました。
関節類はダイキャスト(合金)なので割と重量重め。サイズは1/144スケールと同じくらい。
こちらも支柱に負荷をかけるため曲げてディスプレイしてみましたが、問題なし!
さらにダイキャスト合金の使用率が多いフィギュア「メタルロボット魂 キマリスヴィダール」に使用。
武器も支えていますが、この部分にダイキャストは使用されていません。本体の保持はバッチリ!
続いて連結してメタルロボット魂フィギュアで使用。
重量配分さえちゃんとしていれば、台座から大きくズラした位置でも保持でき、倒れる心配もありません。
ガンプラの「HG アヘッド」。支柱を見ていただけたらわかるんですが、すでに結構グニャグニャ曲げまくってます。
全然ヘタれる気配を感じません。
角度に注目!差し込みジョイントが斜めになっていると思うんですが、「アクションベース6」や「アクションベース7」では簡単にできないこの角度付けが何よりも手軽にできるのが大きい!
「RG Hi-ν(ハイニューガンダム)」にはギリギリ使えたので付けてみました。
RGの中でも重量がかなり重めですが、こちらも保持は大丈夫!先述した通り、ギリギリなので、もしハイニューに取り付けたい方には安定して使えるアクションベースの方がいいかな。
個人的には「アクションベース8」がおすすめ!
↓↓アクションベース選びは下記事で情報をまとめているので、比較してみてください。
100均ディスプレイスタンドとアクションベースを比較
スタンドと言えば!ということで、バンダイ製のアクションベースと比較してみました!
価格はもちろん、カスタマイズ性や組み立てやすさ、デザインも含めて相対的に比較してみます。
項目 | 100均のディスプレイスタンド (山田化学) | アクションベース (バンダイ) |
---|---|---|
価格 | 110円(税込) | 約500〜1,000円(モデルによる) |
素材 | プラスチック、アクリル | ABS樹脂(プラスチック製) |
組み立てやすさ | 簡易組み立て | パーツの組み立てが必要な場合が多い |
デザイン | 色は黒と透明、8角形台座でスタンダードなスタンドデザイン | 様々なカラーやデザインがあり、シリーズに応じた多様性 |
自由度 | 高い | 物によって限定的 |
耐久性 | 関節がないので摩耗箇所がなく、長期間使用できる | 摩耗することがあり保持が弱くなることがある |
カスタマイズ性 | カスタマイズ用アイテムは少ないがDIY可能 | パーツの組み替えや他のアクションベースとの接続が可能 |
対象フィギュア | 小型から中型フィギュア/ガンプラまで幅広く使用できる | それぞれの対象に合わせたアクションベースが販売している |
表にまとめるとこんな感じ!
山田化学のディスプレイスタンドがかなり優勢と判断してもいいくらいのクオリティでした!!!
特に関節を持たず、角度を自由に変更しやすい点は便利で使い勝手が最高すぎる!!!!
アクションベースは斜めの角度にするのが面倒ですし、とりわけ左右斜めはできないものもあるので、かなり嬉しいポイント。
欠点としては、↑画像の通りRGガンプラだと接続ジョイントの幅が干渉した場合使用できなくなる点ですね。
このデメリットが解消されないのはかなりイタイ!
「RG フォースインパルスガンダム スペック2」のジョイントを例に紹介。
ジョイントには別ダボもあったんですが穴もゆるゆるで補強とか必要そう。
一応ジョイントは取りはずしができるので、ここを何とか加工したらいけそうです。
100均の気になった所
METAL BUILD(メタルビルド)で使えるか
「メタルビルド プロヴィデンスガンダム」で試した所無理でした!!!
んー、1.5kg~2kgだと思うんですが、さすがにグニャッちゃいましたね。
鉄心の強度は保てるのか
一番気になるのは使い続けた際、鉄心がどれくらいヘタるのかですね!
上記使用実例でも少し書きましたが、1年経過してもヘタれは全くなく、保持力をずっと保って使用できています。
アクションベースでも数か月使うとヘタレることはあるので、高い耐久性があると判断してよさそう!!!
カラーバリエーションが少ない
カラーが今のところぼくが確認できているのは黒だけですね!個人的には支障ないんですが、ファンネルなどの装備を浮かせたい場合、黒はちょっと目立つかもしれません。
山田化学さんから新作のディスプレイスタンドがクリアカラーで登場しています!
黒ほど気にならないので、比較的使いやすくなっているのと、セット内容に変更があり!
気になる方は読み進めた後、この記事のTOPへ移動してみてみてね。
3mm軸よりやや太い
軸の太さが3mmより若干太いです。(3.2mmくらいかな?)
使う分には力づくで押し込めますが、受け側の凹穴サイズを若干拡張してしまいます。
そうなると、アクションベースなどの3mm軸を使おうとした際緩くなる可能性がありますね。
100均台座の軸をヤスリで少し削ったり、凹穴との間にビニールなどを噛ませる必要がでるかもしれないのは留意してください。
もし「ヤスリがけして削りすぎた」←こんな時は「ガンプラのジョイント問題凹凸のゆるみを解消する方法」の記事を参考にしてみてね!
コストとデザイン
パフォーマンス面は正直文句のつけようがなく、もっとジョイントの形状をスマートにしてほしいくらいの要望しかありません。
ただ、本記事で紹介しているのは旧版で、もしかすると全て新作に変わってしまう可能性があります。
その場合、「110円(税込み)→220円(税込み)」にコストが上がってしまいます。
ぼくは新作の方でもかなり満足度が高いのでおすすめしたいですが、もしコスト重視の方なら不向きかも。
1つ当たり100円でディスプレイスタンドが欲しいという方は↓下記リンクにamazonで買える安いスタンドをまとめているので、参考にチェックしてみてください。
100均で買える激安ディスプレイスタンドまとめ
以上、山田科学製ディスプレイスタンドのレビューでした!
再度結論を言うとマジでおすすめ!!!
保持力バッチリなのに100均にあるとか、コスト抑えてガンプラやフィギュア用ディスプレイスタンドが欲しい方にはちょうどいいと思います。
MGガンプラを持っていないのでちょっと不明ですが、いけるんじゃないかな?メタルロボット魂でも問題なかったのできっと!(笑)
新作の方はセット内容が良くなってるので、今から購入するならぼくはそっちをおすすめ!
是非チェックしてみてね。
今回はこんな感じ!
記事のトップに新作の記事リンクがあるからチェックしてみてね!
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