大人気映画の影響もあり、ガンプラを初めて作ってみたい方も多くいるはず!
「ガンプラは良くしらないけど・・よし、とりあえず買ってこよう!」←こんな方はちょっと待った!!!
ガンプラには「グレード」という規格があって、事前に知らないと
- 大きさ
- 組み立て難易度
- 価格帯
↑この3点で困ったことになる可能性があります!
実際、ぼくも子供の頃グレードを知らず初めて購入したのが「MG」のガンプラで挫折した経験があります(笑)
そんな勿体ないことにならないために初心者さんには一度是非目を通してもらいたい。
結論から言ってしまうと、ぼくが初心者さんにおすすめするのはHGガンプラ。作りやすいし種類も豊富で好きな機体が見つかりやすい!
加えてバックパックの取り換えやオプションパーツの使用などカスタマイズ性が高いのも魅力。
詳しくまとめていきますね!
各グレード一覧と特徴・難易度は?おすすめは「HG」!
- FG(ファーストグレード)
特徴:超初心者向け - EG(エントリーグレード)
特徴:パズル感覚で手で簡単に作れるプラモデル - HG (ハイグレード) ←初心者におすすめ!
特徴:価格帯、初心者向けかどうか、おすすめモデル。 - RG (リアルグレード)
特徴:精密なディテールとリアル感の強調点。 - MG (マスターグレード)
特徴:詳細なパーツや可動域、コレクター向けの要素。 - MGEX(マスターグレードエクストリーム)
特徴:MGの4つのポイントに加えたエクストリームポイントの突出した個性。 - RE/100(リボーンワンハンドレッド])
特徴:1/100スケールながら、洗練されたパーツ設計で、組み立てやすさと圧倒的な迫力を両立するブランド - FULL MECHANICS(フルメカニクス)
メカニカルな意匠を追究した高密度ディテールと組み立てやすさを両立するブランド。 - PG (パーフェクトグレード)
特徴:最高品質、圧倒的なサイズと価格帯、上級者向け。 - SDガンダム クロスシルエット
- MGSD(マスターグレードスーパーデフォルメ)
SDサイズにMGの技術を詰め込んだ最新のSDハイエンドブランド。
ガンプラの基本グレードは↑大体この8つに分類でき、スケール(大きさ)は設定サイズの1/144スケールか1/100スケールになっています。
などがありますが、こちらはデフォルメされたガンプラでちょっと別枠。キャラクター化したガンダムに興味がある方におすすめのシリーズ。
基本的にFGから順番に難易度があがっていくイメージではあるんですが、RG・フルメカニクスなどは一概にそうとも言えません。
例えばRGは”リアルさの追求”をテーマにした1/144スケールですが、物によってはMGよりも難しいものもあります。
以下各グレードのテーマ紹介。
FG(ファーストグレード) 1/144
1999年に登場した初心者向けのガンプラでシンプルなパーツ構造をしたガンプラで子供でも作れる難易度でスケールが1/144と飾りやすい。
機動戦士ガンダムの生誕20周年記念として生まれましたが、その後は「機動戦士ガンダム00」のシリーズで多く商品化。
最近ではほとんど見かけることがなくなった低価格帯のガンプラですね。
外観の質感や関節可動も必要最低限なので塗装しないとイマイチな見た目になりがち。
EG(エントリーグレード) 1/144
FGをよりレベルアップさせて初心者・子供向けにしたグレードで登場したのは割と最近。
ガンプラはもちろん、ウルトラマンやドラゴンボール・仮面ライダーといった人気タイトルが商品化されているのが特徴。1000円程の安価で購入できるプラモデル。
造形クオリティは高く可動域も広い。
組み立てはランナーからニッパーを使わず手モギできるタッチゲート仕様。
難点としてはガンプラでEG化している物が少なく、欲しい機体がない可能性が高いことと、経年劣化すると関節がヘタレてしまうこと。
- ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム (ライトパッケージVer.)
- ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム
- ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム(フルウェポンセット)
- ENTRY GRADE 1/144 ストライクガンダム(ライトパッケージVer.)
- ENTRY GRADE 1/144 ストライクガンダム
- ENTRY GRADE 1/144 νガンダム
- ENTRY GRADE 1/144 ビルドストライク エクシードギャラクシー
- ENTRY GRADE 1/144 ラーガンダム
おすすめは「ENTRY GRADE 1/144 ストライクガンダム」。
2024年発売されたオプションパーツセットと組み合わせて再現できる「パーフェクトストライクガンダム」の人気が高いです。
HG (ハイグレード) 1/144
HG(ハイグレード)はガンプラの中でもスタンダードのグレードで、作品放送・劇場公開のタイミングに合わせて多くの種類が立体化されるシリーズ。
2005年「ガンダムSEED DESTINY」のガンプラまでは旧キットと呼ばれていたりするクオリティの低さがあります。
ただ、2007の「機動戦士ガンダム00」のHGガンプラから造形が飛躍的に良くなり、翌年から可動域もより拡張されていくなどその後数年間から現在まで目覚ましい進化が見られるグレード。
2024年現在では「HG」の枠組みの中に「HGCE」など作品の暦を付けた可動・造形をリニューアルしたガンプラも登場。
違いは「HGとHGUCの違いとは?」の記事でまとめてるので、興味がある方は合わせてチェックしてみてね。
おすすめHG:2022年以降のHGガンプラ(例:【水星の魔女】【ガンダムSEED FREEDOM】
その他おすすめのHGは↓コチラ↓
RG (リアルグレード) 1/144
1/144のスケールにMGのクオリティを詰め込んだようなリアル(本物)を追求したグレード。
2010年ブランド立ち上げ当初は「アドヴァンスドMSジョイント」を全身の骨格に見立てるフレームを使う画期的なブランドとして登場。
- パーツのポロリが多発
- アドヴァンスドMSジョイントの関節がすぐに弱くなる
- 2016年以降からアドヴァンスドMSジョイントの使用率が低下
- 2018年からは重要な関節箇所には使用されなくなる
- 2021MSジョイントがほぼ使われなくなったかわりに、独自のフレームを持つRGガンプラが登場
- 2024年全く新しい新構造のRG爆誕。
上記の流れもあり、昔は不人気だったRG。
しかし、見た目から得られる情報量の多さや独自の解釈によるデザイン変更など個性的なブランドとして、現在では非常に高い人気を誇る。
おすすめRG:Hi-νガンダム/ジオング/最新のRX-78-2 ver.2.0 etc…
その他RGガンプラをチェックしたい方は↓コチラ↓
MG (マスターグレード) 1/100
「可動」・「内部構造」・「外観」・「ギミック」をテーマとして追求。
精密な内部骨格をベースにプロポーションや実際に設定のある外装・機体ギミックを独自の仕様で搭載。
ガンプラの中でも完成度が高いモデルで、価格は比較的高め。
子供よりも大人向けのガンプラで、HGのように多数の種類はないが主人公機は多くがMG化して発売しています。
再販も頻繁にされるわけではないので、レアキットが比較的生まれやすいのが特徴。
MGEX (マスターグレードエクストリーム) 1/100
ガンプラ40周年を記念して立ち上がったMGの新ブランド「MGEX」。
EX(エクストリーム)ということもあり、同じMGでも一線を画すハイディテールとエクストリームポイントを追求したガンプラ。
2024年8月時点ではこの2つのみのブランドですが、いずれも評価が高く大人気のレアキット。
RE/100 (リボーンワンハンドレッド) 1/100
Reborn-One Hundredの略でMGと同サイズのシリーズ。MGのように骨格フレームがない分パーツ構成もシンプルで造形に力を入れているのが特徴。
2014年から始まったブランドで価格は4,000円以上とMGと同価格帯。
主に宇宙世紀の機体が多く立体化されています。
FULL MECHANICS(フルメカニクス) 1/100
高密度な情報量を持たせつつ、HGのような作りやすさが特徴の2021年立ち上がった比較的新しいブランド。
コンセプト的にRE/100 (リボーンワンハンドレッド) と被る部分もありますが、取り扱うアイテムは現在「ガンダムSEED」や「水星の魔女」作品。
まだ方向性は示されていませんが、棲み分けとしてはアナザーガンダムを取り扱うことになるかもしれません。
刻み込まれたモールドも細かく、1パーツから得られるディテールは完成した時の満足度を高める要因の1つ。
PG (パーフェクトグレード) 1/60
開発される現時点での最高の技術を投入して作られるグレードで、その時代の最高峰のクオリティを体感できます。
商品数は少ないが、MGと比べても圧倒的に精密で一切妥協がありません。
サイズは大きめでディスプレイなどもちょっと扱いづらい一面はありますが、大ファンのシリーズに限り1つは持ってても良いと思います。
価格は高価で完全大人をターゲットにしたグレード。
おすすめPG:PG 1/60 RX-0[N] ユニコーンガンダム2号機 バンシィ・ノルン(最終決戦Ver.) etc…
SDガンダム クロスシルエット
2018年立ち上がったSDガンダムの新ブランド。
SD(スーパーデフォルメ)フレームとCS(クロスシルエット)フレームの2種のフレームがあり、任意の選択で頭身選択が自由に変更できるのが特徴。
他機体のパーツも互換性があり、オリジナリティのあるカスタムもできます。
外装のディテールもある程度しっかり入っているのでノッペリした印象もなく「造形」・「可動」・「情報量」を備えたSDガンダムの新境地ブランド。
SDとしては価格はやや高めでHGと同じ2,000円程度。
MGSD(マスターグレードスーパーデフォルメ)
MGの持つ「可動」・「内部構造」・「外観」・「ギミック」をSDのサイズに凝縮した2023年誕生した最新SD。
SDのハイエンドブランドで価格も4,000円ほどとコレクション性が高く、今までSDで実現できなかった関節可動やギミックをMGの技術を詰め込み再現。
もちろんMG要素があるので内部フレームを持ち、金属感を高める加工を施すなど密度感ある設計になっています。
各グレードの違いを表で徹底比較!
各グレード名と特徴を一覧で紹介しましたがわかりにくいとともうので表で違いを比較してみたいと思います。
比較項目 | FG | EG | HG | RG | MG | MGEX | FULL MECHANICS | RE/100 | PG | SD | SDガンダム クロスシルエット | MGSD | EX |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
価格帯 | 330円~ | 550~ 2,000円程度 | 770~ 5,000円程度 | 2750~ 6,000円程度 | 4,000~ 7,000円程度 | 15,00~28,500円程度 | 5,000~ 8,000円程度 | 4,000~10,000円程度 | 1,3000円~ 50,000円程度 | 500~ 1,500円 | 1,500円~ 2,000円程度 | 4,290円円~ 5,000円程度 | 10,000円以上 |
スケール | 1/144 | 1/144 | 1/144 | 1/144 | 1/100 | 1/100 | 1/100 | 1/100 | 1/60 | デフォルメ | デフォルメ | デフォルメ | 各種 |
難易度 | |||||||||||||
ディテール | |||||||||||||
可動範囲 | |||||||||||||
組み立て時間 | 10~20分 | 20分~ | 2~3 時間 | 6~12 時間 | 6~12 時間 | 6~12 時間 | 6~12 時間 | 6~12 時間 | 10~20 時間以上 | 1~2時間 | 1~2時間 | 6~12 時間 | 8~12時間以上 |
デザイン | シンプル | シンプル | シンプル~ 中程度 | 中程度~ 精度 | 中程度~ 精度 | 高精度 | 中程度 | 中程度 | 高精度・多機能 | シンプル | シンプル | 中程度~ 精度 | 複雑 |
ターゲット層 | 初心者 子供 | 初心者 子供 | 初心者 | 上級者 | 中級者 | 上級者 | 初心者~ 中級者 | 初心者~ 中級者 | 上級者・コレクター | 初心者・子供 | 初心者・子供 | 中級者~ 上級 | コレクター・上級者 |
各項目を比較してみました!
価格は昔販売されたものと、最近販売された物で差があるのおで明確に評価できない部分はありますが、大体こんなもんだと思います。
ガンプラのグレードを選ぶポイント!
ガンプラを購入する際の選ぶポイントをまとめて確認!
- ディスプレイスペースを考慮してスケールで選ぶ
- 価格帯で選ぶ
- 組み立て難易度で選ぶ
- 好きなシリーズで選ぶ
↑選び方は上記の点を考慮することが多いと思います。
特に1/100スケールを良いなと思っている方はディスプレイする方法や場所は予め想定した方がいいですね。
1つなら何とかなると思いますが、複数購入すると後々面倒になるかも!
初心者にはHG(ハイグレード)!おすすめする3つの理由!
【HGおすすめの3つの理由】
- 値段が安く生産数も多く入手しやすい!
ガンプラとしては購入しやすい価格で、年々クオリティがあがっています。比較的購入しやすいので、新作・再販でも入手しやすい。 - キット化されているバリエーションが多い!
ガンプラ化されている機体バリエーションが多いので、好きな機体やシリーズのガンプラが見つかる可能性が高い。 - EGは種類が少ないので論外!
EGは造形も可動もいいですが、関節系の劣化が激しいので動かしているとプラプラになる可能性が高い。長く楽しみたい方はEGばは論外。
理由はこんな感じ。
他のブランドより入手しやすいのが良く、ガンプラを初めて作るなら好きな機体が一番!
多くの機体がHG化されているので好きな機体がきっと見つかるはず。
最新のおすすめガンプラとそのグレード!
ガンプラは毎週・毎月、新作が発表されることも多いですが、最近の注目と言えばやはりRG RX-78-2 Ver.2.0ですよね!
RGの新作で今までと全く異なる構造、セミモノコック構造を思わせる作りのガンプラ。
柔軟な可動はもちろん、内部フレームと外部フレームの融合により滑らかな流動を再現しつつ厚みのあるディテールが魅力のガンプラ。
RGガンプラのハイエンドに当たるので「初心者さんには難しいかな?」と思ったんですが、実際作ってみると意外とシンプルな構造。
難しいのはコアファイターぐらいでしょうか。
「RGが凄いらしいからRGが作ってみたい!」なんて方にもおすすめできるガンプラだと思います。
初心者におすすめ!ガンプラの購入ガイド
ガンプラを購入する時に使う、
上記の詳細を↓記事にまとめました!
どこで購入したらいいか知りたいという方は是非チェックしてみてください。。
【HG】・【RG】ガンプラを探したい!
HG・RGガンプラにはどんなものがあるのか?
一通り注目ガンプラを知りたい方は↓下記事にまとめているので参考にご覧ください。
選び方の参考に「おすすめしないRG5選」や「壊れやすいRGガンプラ」の記事も合わせてどうぞ!
初心者必見ガンプラのグレード【まとめ】
以上、ガンプラのグレードって何?という方向けに各種グレード+αで種類をまとめてみました!
SDにはまだ他にも種類があるので興味がある方はチェックしてみてください!ぼくもそっちは詳しくないので、もしかすると気に入るものが見つかるかも。
選び方は簡単にまとめましたが、ハマるとガンプラはガンガン購入してしまうのでスペースなどはかなり重要。
最後に↓↓FAQをまとめてみたので、グレードや制作面で気になることがある方は簡単に目を通してみてください!以上!!!
良くある質問【FAQ】
- Qガンプラのグレードを選ぶときに最も重要なポイントは何ですか?
- A
初心者に必要なのは「予算」・「難易度」は高すぎないかという点は重要だと思います。
- Q初心者に一番おすすめのガンプラのグレードはどれですか?
- A
繰り返しになってしまいますが、「HG(ハイグレード)」がおすすめです。特に近年のモデルは進化が目覚ましく「可動性」・「造形」の面で十分満足度が高いものが多いですね。
- QMGとRGの違いは何ですか?
- A
MGは1/100スケールでRGは1/144スケール。サイズが最も違うことに加え、造形デザインに解釈の違いが含まれるので、同じで期待でも部分的に違っていたりすることがあります。
基本的には大きいMGの方がディテールなどは多いですが、そこは選ぶアイテムでかなり変わるポイント。気になっているRGなどがあれば参考にしてみてください。おすすめは2016年以降のRGです。
- Qガンプラの組み立てに必要な時間はどれくらいですか?
- A
グレードや作り方で大分変ります。二度切りなしでHGで2~3時間、MGで5~8時間、PGでは数日かかることもあります。
- QPGグレードは初心者には難しすぎますか?
- A
難しいと思います!高価ですしキレイに仕上げたいと思うと思うので、必要な道具も揃えるのをおすすめ。(ヤスリやシャイナー・専用ニッパーなど)
まずはHGやRGで作ってみて、必要な道具などをチェックしてみるのをおすすめ。
- Qガンプラのパーツが足りなかった場合、どうすればいいですか?
- A
バンダイホビーウエブのサポートセンターに連絡することで補充パーツを提供してもらえることがあります。購入時のレシートやパーツの番号などが必要。
また、紛失した場合もバンダイホビーサイトの通販で該当のパーツがあれば購入することができます。引用:部品通販・お客様サポート
- Qガンプラのディテールをもっとリアルにするにはどうしたらいいですか?
- A
↓下記のように手を加えることでリアルさを求めることができます。