さっそくですが今回は「HGCE インフィニットジャスティスガンダム弐式」のレビュー記事!
発売日は「2024年06月29日」、価格は「3,080円(税10%込)」ポリキャップレスのガンプラ。
濃いピンクの成形色にHGとしては多めのディテール。豊富なビームエフェクトが特徴のガンプラです。
「HGCE インフィニットジャスティスガンダム」を作ったことのあるぼくが、弐式と比べて何が違うのかまとめていきます!
あと、ビームサーベルの保持がシヴァ同様独特なので、その簡単な脱着方法の小技も教えます。
>>小技だけ見る
HGCE インフィニットジャスティスガンダム弐式のキット内容
ガンプラ名 | HGCE インフィニットジャスティスガンダム弐式 |
グレード | HG(ハイグレード) |
発売日 | 2024年06月29日 |
価格 | 3,080円(税10%込) |
キット内容 | ◆ランナーA~Hの13枚 ◆ホイルシール×1枚 ◆取扱説明書×1 |
HGとしてはちょっと高めですが「ガンダムSEED FREEDOM」のガンプラはこのくらいが当たり前ですね。
ランナーは数は13枚で「HGCE マイティ―ストライクフリーダムガンダム」が10枚に対し少し多め。
ただ、エフェクトのランナーも混ざっているので総数は同じくらいだと思います。
以前のインフィニットジャスティスの流用も懸念していたんですが、完全新規ランナーでした。
説明書は冊子タイプでめくってみやすいやつ!
ぼくはゲルググとギャンシュトロームは購入していないのでわかりませんが、「HGCE ライジングフリーダムガンダム」と「HGCE マイティ―ストライクフリーダムガンダム」の2つは冊子タイプでしたね!
主人公は冊子タイプになるのかも?
デスティニースペック2が出る時も冊子の可能性がありそう。
幅もとらないし、どこ見てるか迷子になることもないので全部冊子にしてくれると嬉しい(笑)
インフィニットジャスティスガンダム弐式「組み立て」と「比較」
組み立ては
- 頭部
- 胸部
- 腕部
- 腰部
- 脚部
- フォランテス
- 武器類
の順番で作ります。
下記それぞれの組み立てと比較していきます。
ちなみに、組み立てに使うのは初心者におすすめする「KURIIROの道具セット」。ほんとに必要な道具が揃っているので初めてガンプラを作る方にはおすすめ!
頭部の組み立て
頭部パーツ数はそれほど多くなく、はめ合わせも良好で組み立て段階で破損の心配はなさそう。
色分けもパーツでされていますが、目の周りの黒い箇所はシールか部分塗装が必要になります。
カメラアイにクリアパーツが使用されており、ブラックライトに反応して色が変わる特徴あり。
左から前インフィニットジャスティス、インフィニットジャスティス弐式、イモータルジャスティスで並べてみました。
3つの中でインフィニットジャスティス弐式は思ったよりもマスクの面積が広くやや大きく見えるのと、アンテナがやや後方に流れていますね。
頭部の大きさはどれもほぼ同じでしたが、アンテナが小さく見える分、弐式は大きく見えます。
好みによると思うんですが、個人的には前インフィニットジャスティスの方がスタイリッシュで好きかな。
可動域は大きく上下・左右可動。
胸部の組み立て
次に胸部の作成。
↑胸部はSEEDアクションシステムが採用されており、前後可動域が以前のインフィニットジャスティスより若干可動域は拡大されていました。
構造を見るに、仕組みは以前のインフィニットジャスティスをベースにしていると思います。
肩の引き出しも同じ構造。
そもそもSEEDアクションシステムが傑作HGの「HGCE デスティニーガンダム」や「HGCE インフィニットジャスティスガンダム」を元に作られていると思うので大きな違いがでるのは前後左右の可動くらいだと思います。
あとは横から見た時に肩を上に大きくかどうできるように装甲の形に手が加えられていますね。
胸部の造形は丸みのある造形から角のある造形に変更されており、その影響か構造は以前のものと比べると割とシンプル。
悪く言うとクオリティが落ちているようにも感じます。
ただ、お子さんでも作り安いようにした可能性も考慮できるのでその辺は良いとして、ダクトパーツにはめ込む黒い外装。
ダクトが前に出るので黒いパーツが前後から押し込みづらく、ちゃんとハマらない可能性があります。
ちゃんとハマらない時はダクト下の黒い部分を押し込むのがおすすめ。
バックパックの装着は軸が共通の四角タイプ!
専用の仕様なのでHG共通の2軸などは使用できません。
その代わり以前のインフィニットジャスティスのファトゥムとフォランテスを差し替えて遊ぶことができます。
が、ファトゥムを弐式に付けると、軸穴位置が上にきてて不自然な感じになっちゃいますね。
胴体可動は優秀です。
捻りも特に干渉せず大きく動きました。
左右も大きくではないですが動きます。
腕部の組み立て
腕部の構造は↑こんな感じ。
関節は二重関節でバッチリ動くのに加え、メタリックグロスインジェクションによりシブみも良好。
腕部は外装に、デザインの変更が若干みられるくらいで特に違いはありません。
見てパッとわかるのはショルダーアーマーが大型化されており、中の肩部分は逆に小さく合わせ目が消えるようなデザインに変更されていました。
気になる破損の心配は・・・強いていうなら小さくなった肩と一体化している軸の部分。
軸と繋がる部分の厚みも薄くなっていたので耐久性は落ちていると思います。
腕は水平からもうちょっとあげることができますが、ショルダーが少し干渉。それでも概ね良好。
腰部組み立て
腰部基部は以前のインフィニットジャスティスとほぼ同じで、左右独立して可動。
以前verは改造にちょうど使っていたので汚いのはご了承ください(笑)
可動域を拡張して固定するものから、スライドできるダボ凹に変更されていました。
固定せずにそのまま可動してスライドできる・・・というメリットを感じる反面、ぼくは以前のインフィニットジャスティスにもあった股関節軸の弱さが気になる。
股関節2つにわかれる独特の仕組み上、裏面に厚みがなく負荷がかかりやすい。
割とすぐに白化したので真鍮線入れて補強したんですよね。
スライドできて動かすのが楽になったのはいいですが、摩擦により軸にかかる負担が増えるのではないかとちょっとヒヤヒヤ(◎_◎;)
他のHGと若干作りが違っていて、軸にアーマーを挟み込むタイプ。
角度の安定性と保持力を一定に保つことができる良い作りなんですが・・・これ細すぎない?
角度付けるのは良いんですが、手に持っているといつの間にか押さえているので、掴みやすいポイントなんだと思います。力入れるのが怖いな。
作りは良いけど、材質はKPSではなくPSかな?硬めなのでポッキリ折れないかメッチャ不安!!!
完成後はアーマーを意識的に大きく動かそうとすることもあると思うので、注意した方が良いですね。
次、サイドアーマーにマウントするビームサーベル。
フリーダム系とはことなり、以前のHGCEインフィニットジャスティス同様挟みこみタイプで簡単にポロリしません!
「丸ダボだとゆるくならない?」
↑こんな心配も大丈夫!
被せるパーツは独特の形状をしているので、自分の意思で外そうと思わないと中々外れない仕様。
中にはメンドクサイという方もいるかもしれませんが、ポロポロとれるよりぼくはこっちの方が良いと思います。
HGCE ブラックナイトスコードシヴァも同じで、この仕様は取り外し・取り付けにコツがあります!
【サーベル柄を簡単に取り付ける方法】
- アーマ側とサーベル柄の凹凸位置を真上に合わせる
- 柄を少しだけアーマーに押し付け圧をかけながら、外れる向きに回転させる
- スキマが空いたら入るのでいれて閉じる
【サーベル柄を簡単に取り外す方法】
- 取り外したいアーマー側についているサーベルを掴む
- そのまま左右に数回小刻みに動かす
- 取れる(笑)
これだけ!
マジでマジで(笑)
誰でもできると思うので是非試してみてください!
脚部の組み立て
脚部の作りはこんな感じ。
作りとしては普通のHGですが、↑画像赤点をチェック!
ここにロール軸を設けているので、足を正面から見た時左右に若干振れるようになっています。
蹴りを追求した機体ギミックといえますね。
以前の四角い装甲よりも鋭利さを出している印象で、機械よりだったデザインがやや生物的にも見えます。
足首は上方向に上げることができない以外は全部良好。
アンクルアーマーに柔軟性がないので踏み込んだ時の足首の角度は再現できませんでした。。
足の甲を挟み込むパーツのはめ合わせが悪く、キレイにハマらないのがちょっと気になる。
足裏は肉抜きなどもなくディテールたくさん入ってて良い感じ。
十分すぎる可動ですし、左右に開く際はサイドアーマーをずらすこともできるので余裕で180度開脚いけます。
フォランテスの組み立て
ウィングの位置を間違えないように組み立てる点だけ注意。
一か所だけはめ込むのに苦労した箇所があります。
前後パーツを被せてはめ込むんですが、真上から挟み込もうとすると位置ズレしやすかった。
個体差かわかりませんが、ぼくの場合、片面に取り付けた後、2点がハマるように意識して被せたところパチン!って音がなりましたね。
組上がったあとに穴に空洞が空いていたり、しっかりハマらない場合はかみ合わせが悪いのではなく合っていないと判断できます。
一度取り付けて失敗した場合、素材のプラが結構柔らかいので白化したり、最悪破損する場合がありあす。
以下2つをおすすめ!
- パーツオープナーの使用
- 最初にダボ穴に切れ込みを入れる
オープナーがないと正直ノーダメージで開閉は難しいと思います。
あと、それでも時間かかるので、内部にあるダボ穴に一度切れ込みを入れると失敗しても取り外ししやすくなりますね。
ぼくは数回失敗しました・・・一発でいける人いんのか(笑)
うまくハマればパチン!って鳴ってスキマ全くできません!!!
組み立て完成!
組み立ては以上!
顔が大きく見えること以外はプロポーションも造形も悪くないですね。
SEED FREEDOMのHGCEは全て胴体が若干長くなり足も短くなっていますが、インフィニットジャスティスガンダム弐式も同様でした。
以前のインフィニットジャスティスと比べると結構違和感は出ると思います。
パックパックのフォランテスも装着!
フォランテスを折りたたむことで自立もできるようになります!
ブースト部分を水平にするとバランスが保てなくなるっぽくて倒れます。
プレイバリュー!付属武器や付属エフェクトは?
続いてHGCE インフィニットジャスティスガンダム弐式の
上記2点をまとめていきます。
実装ギミック
HGCE インフィニットジャスティス弐式の実装ギミックは豊富!
【以前からあるギミック】
- グラップルスティンガーの射出
- ビームライフルを腰部にマウント
- 股関節の可動域拡張
- SEEDアクションシステム(元になった構造)
- サイドアーマーを後方へスライド
上記の以前からあるギミックに加え、
- ビームサーベルの差し替えなし連結
- ふくらはぎから下の左右可動
- シュピッツェシュヴァートビームホーンの可動
- フォランテスのウィング展開と水平・垂直可動
上記4つが実装されています。
【アク―タラケルタビームサーベルの連結】
以前のインフィニットジャスティスは差し替えでビームサーベル2本の連結表現でしたが柄同士を連結、差し替えなしで表現できるようになっています。
【ふくらはぎから下の左右可動】
組み立ての工程でも説明した通り、ふくらはぎ部分を左右に若干動かしてよりリアルな表現ができるようになっています。
【シュピッツェシュヴァートビームホーンの可動】
ジャスティスの特徴的な頭部からビームサーベルエフェクトを付けて表現するギミック。
上方向に若干延長して前に振り下ろすことで劇中再現できるようになっていますね。
【フォランテスのウィング展開と水平・垂直可動】
フォランテスのウィング展開はもちろん、キャノピーのような部分を折りたたんで連結することが可能。
以前のインフィニットジャスティスについていた「ファトゥム-01」のようなロックはありませんが、取り付けたまま上下可動できるほど軽いので問題ありませんでした。
付属品一覧
付属品も多いのでエフェクトと武器に分けて紹介!
【装備一覧】
- ビームライフル
- ビームキャリーシールド
- アク―タラケルタ柄×2
- フォランテス
【付属エフェクト一覧】
- トーニトゥルス ビーム重斬脚曲がったver×2
- トーニトゥルス ビーム重斬脚直線ver×2
- ビームサーベルアク―タラケルタ用×2
- スピッツェシュヴァートビームホーン×1
- ビームライザー×4
- シャイニングビームエッジ×1
主な付属物は↑こんな感じ。
あとは左手用平手パーツと、ホイルシールが付属。
ホイルシールはかなり少な目ですね。
以上が付属物一覧!
エフェクトパーツは非常に豊富なので、好きなものを使ってディスプレイできる幅が広い!
いや、広すぎる!!!(笑)
ちなみに、以前のHGCE インフィニットジャスティスに付属していたジョイントパーツは廃止され、通常HGのように股関節箇所に3mm穴の仕様に変更されています。
ポージング例と可動感!
HGCE イモータルジャスティスガンダムとHGCE インフィニットジャスティスガンダムの中間のようなカラーの成形色になっています。
ビームサーベルを握るハンドパーツは滑り止めなどはないので、角度によってはすっぽ抜けます。
あと、シールドがフォランテスに干渉するので装着側の可動範囲が若干狭いように感じました。
柄がそのまま連結できるので、裏から差し込んで繋げればOK!わざわざ手の甲パーツを取り外さなくていいのはマジで嬉しい。
グラップルスティンガーは以前と変わらないかな。
リード線が細く柔軟なため、一定位置で保持するのはちょっと難度高めかも。
ビームキャリーシールドからシャイニングエッジビームブーメランを取り外して専用刃を装着できます。
刃エフェクトはシールド状態でも付けられるので、それもかっこいい!
左手平手を使って投げ!
これは右の平手が欲しかったなーーーー!!!(笑)
そしてジャスティスキック。
新しく実装されたふくらはぎ部分の左右の動きを少し付けてみました。
確かに曲線がでて躍動感は多少でているように思います・・・思いますがこれくらのためにならいらない!!!
ビームライフルは以前のインフィニットジャスティス要で、ダークグレーからライトグレーに成形色が変更されている以外は同じでした。
シヴァと並べてみた。
今回のインフィニットジャスティスガンダム弐式で何気に気に入っているのがこの武装。
スピッツぇしゅヴぁー・・・言いにくすぎ!!!!(笑)
できればエフェクトはもっと長くしてほしかったですが、HGなんで仕方ないところ。
メタルロボット魂を見ても長さはあったけど細すぎるなど再現が難しいエフェクトだと思う。
けど好き。
以上ポージングでした!
触ってて思ったのは、
この3つ以外は問題なく概ね動かして満足でした!
股関節は案の定で、ギチギチで動かない。
どこまでの力加減で動かせるか不明な製品ってマジで困るんですよね。
作った人しかわからない要素をユーザーが触る箇所にいれないでほしいかも。
このギミック、以前のダボ穴は簡単に差し替えできたので変更いらないと思いました。安心度が違う!
HGCE インフィニットジャスティスガンダムのレビューと比較する
HGCE インフィニットジャスティスガンダム弐式【総評】
それではレビューの総評をまとめていきます!
HGとしては造形・可動域・組みやすさの点で非常に良いガンプラだと思います。
動かしてもポロリすることなく、関節のシブみもかなり動かしても劣化せず安定。
ただ、
- 顔のデザインの好みが合わない
- 開脚ギミックやフロントアーマーの作りの耐久性が心配
上記に2点が個人的に強く反映された結果。
まず、他にもレビューしている方はたくさんいるんですが・・・なぜ顔に触れない?(笑)
ぼくも映画みましたがこんなにのっぺりしてたっけ?
試しに頭部を以前のインフィニットジャスティスに変更してみたらこれがかなり良かった。
それくらい頭部はぼくに刺さらず減点でした。
そして、2つ目。
以前のインフィニットジャスティスに比べ、全体的に耐久性が落ちている印象があります。
まだ破損などがあったわけではありませんが、作りやすいけど触っていて「折れるんじゃないか」という点で安心できませんでした。
特に「フロントアーマー」と「股関節」。
先に発売された「HGCE マイティ―ストライクフリーダムガンダム」や「HGCE ブラックナイトスコードシヴァ」などに関してはそういうことはなかったので点数マイナス。
とはいえ、出来自体はHGの中でもかなり良いと思いますし、特にフォランテスは劇中よりも大きく存在感があって良かった!
ぼくの場合、先に購入していた「HGCE インフィニットジャスティスガンダム」と大きく違わないことで新鮮味が欠けていたことがあると思います。
購入を悩んでいるなら買ってみて良し!
以前のインフィニットジャスティスを作ったことがある方は、もしかするとぼく同様目新しさをあまり感じないのと、耐久性への不安がでるかもしれません。(あと顔も)
バックパックのフォランテスはほんとに良かったので、ぼくは特に損をした感じはしていませんね!
発売前に比較画像を見て購入するかぼく自身結構悩んでいましたが、買って良かった。
手元に置いときたいクオリティ!って感じでした(笑)
今回はここまで!
以下記事では制作に使った道具を紹介しているので、初心者さんは是非チェックしてみてね。