今回は機動戦士ガンダム0083より「RG RX-78GP01Fb ガンダム試作1号機フルバーニアン」をレビュー(=゚ω゚)ノ
発売日「2013年07月27日 (土)」、価格「3,080 円(税10%込)」。
2025年から価格改定で「2,750円」から値上がりしていますが、同年代のRGの中ではクオリティは高くコストパフォーマンスは満たせていると思います!
「コア・ファイターⅡ」を変形するコア・ブロックシステムもシッカリ再現されていました。
本記事では最初にレビューの総評した後、下記の内容をまとめていきます!
- レビューの総評
- キットの基本情報やパッケージ内容
- 組み立ての様子や注意点
- 各ディテール詳細
- 可動域詳細と耐久力
↑こんな内容をまとめています。
年代的に気になる「ABS」の使用や「アドヴァンスドMSジョイント」の使用率なども気になる人も多いと思うので是非参考にしてね(‘ω’)ノ


レビューの総合評価!






結論、「3,080 円(税10%込)」ならコストパフォーマンスは十分!造形・プロポーションバランス・ディテールも多く存在感が強いガンプラでした!
2013年のRG初期キットなので、全体に「アドヴァンスドMSジョイント」が使われています。ただ、フレームの保持力問題による悪影響はほとんどありませんでした!
当時の解釈に多いスリッパが大きめに設計されている点は気になりますが、頭部・四肢・胴体とバランスも良く見栄えのディテールも多い。
武装が少ない分本体に搭載された細々したギミックも満足度が高かったです。
「コア・ブロックシステム」を搭載することで胴体の可動域は制限されてしまいますが、それでも動きのあるポージングを付けることができました!
弱点はポロリが多い点で、初心者さんには対応が難しい可能性があります。
組み立て評価まとめをタップで開く
外観評価まとめをタップで開く
可動域評価まとめをタップで開く
ギミック評価まとめをタップで見る
耐久力評価まとめをタップで開く
アドヴァンスドMSジョイントによる関節の緩みは多少感じますが、決定的な摩耗や劣化は感じられませんでした。
単純に接続方法によるポロリが多い。
コスパ
動かしていると胴体の抜けが多くストレスたまりますが、素立ちディスプレイやポーズを付けての見栄えが非常に良い!
価格的に最近のHGくらいの価格。
同じような問題はHGにもあるので、それを考慮するとコストパフォーマンスは悪くないと思います!
良かった点・良くない点


「RG フルバーニアン」はこんな人におすすめ

ディテールアップや塗装・改造・ミキシング・補強などの知識があるガンプラ中級者以上の人におすすめ!!!
総評で最初に述べた通り、プラモデル初心者の人や初めてRGガンプラに挑戦する人。または頻繁に動かして楽しむ人にはおすすめできません。
パチ組みの場合、多少のポーズ付けや素立ちは楽しめると思いますが、凝ったポーズをしようとすると簡単に抜けてしまう箇所があります。落下による破損は要注意してほしいポイントでした。
再販情報
2024年から2025年はちょいちょい再販されています。
競争率は思ったよりも高く再販出荷量もそれほど多くありません。amazonでも人気ですぐになくなってしまう状態。
購入方法や再販タイミングは事前にキャッチして備えた方が良いですね!
↓下記は「RG フルバーニアン」に関する再販情報をまとめているので参考にご覧ください_(_^_)_
ディスプレイするポージング例を紹介
今回は専用ジョイントパーツの都合と修理したアクションベース8が使えない都合で「アクションベース7」を使ってポージング付けしてみます。



ライフルのサイズは標準的で違和感がないサイズ。


「ビーム・ライフル」の自然な両手持ちも可能。




シールドは収納していると小型に見えますが、展開すると長さが一気に増して大きな印象を与えますね。






サーベルエフェクトの長さは「SB-6」くらいの標準的なもの。

グリップも短すぎず長すぎずハンドパーツのサイズに合った適切サイズ。










ポージング例は以上!
ご覧いただいた通り、思ったよりも動きを表現できているのではないでしょうか?
サンプルではわからなかったんですが、膝の屈伸が深くできるので動きにメリハリをつけやすかったです!
「ビーム・サーベル」も握り手にこだわらなければ左手にも持たせられるし、肩の可動範囲も柔軟!
ただ、胴体の前後可動がない点と、捻りが制限されているのでより大胆な動きを表現するのは難しかったですね。
「RGフルバーニアン」の基本情報とパッケージ内容
商品情報を簡単にまとめます!(=゚ω゚)ノ
価格・発売日・イラストアート

登場作品 | 機動戦士ガンダム0083 |
メーカー | BANDAI |
キット名 | RG 1/144 RX-78GP01Fb ガンダム試作1号機フルバーニアン |
RG No. | No.13 >>その他RGを番号順一覧にチェック |
価格 | 3,080 円(税10%込) |
発売日 | 2013年07月27日 (土) |
パッケージはRGシリーズらしい左にフェイスのアップ、右に完成見本。
シンプルですが、安定してカッコいいですよねー(゚∀゚)
箱の厚みを比較

今回は店頭で購入!


箱サイズは意外と小さめ。「HG ジークアクス」の箱と比較すると幅・厚み共に若干フルバーニアンの方が一回り大きい感じでした。
パッケージ内容
開封!

内容物は4つの袋と説明書が1冊。
【説明書】

説明書はフェイスのドアップ写真と左端にRGグレードの発売No.が記載。

背面には付属するリアリスティックデカールを貼る指示とカラーチャートが掲載されています。
こだわる人向けにミニフィギュアの「コウ・ウラキ」のガイドも掲載されていますね。
「COLOR CHART」文言の下にはABS素材の注意点として水性塗料が推奨されています。

ランナーは少なめですが、RGなので冊子タイプの説明書が採用。中には武装の解説などもポイント毎に掲載されていますね。
【シール】

シールは専用のテトロンシールの(リアリスティックデカール)が付属。
ツインアイは3種から選択できます。
量でいうと今ほどラインデカールが多くなく、比べるとちょっと物足りなさを感じるかもしれません。
【ランナー一覧】

ランナーの実物を見る









組み立てレポート
実際に組み立てた感想の詳細を↓下記にまとめます(‘ω’)ノ
組み立てやすさ
- 組み立て所要時間:4時間程度
- 組み立て難易度 :
細かいパーツは多いものの、アドヴァンスドMSジョイントはほとんど完成している状態。
ランナーからパーツを切り離して外装を取り付けていくイメージで組み上げていくのでそれほど難しさはありません。
ただ、RGなので一部非常に細かいパーツがあったり、アンダーゲートがあったりします。
初心者の人は「ピンセット」や「ニッパー」などのゲートカット用ツールがあると円滑に進むと思います。
今後もガンプラ制作を続けるなら購入しておくのをおすすめします!
下記で組み立ての様子を簡単に紹介!

まずは「コア・ファイターⅡ-Fb」からの組み立て。内部のフレームはアドヴァンスドMSジョイントは使用せずGランナーのABSが採用されています。
ご覧の通り可動軸は割と多め。

「アドヴァンスドMSジョイント」の一部は使わない部分もあるので取り外します。

大腿部分なんですが、「アドヴァンスドMSジョイント」に↑画像で示す箇所のような細い軟質ピンが出てカットしにくいです。

回転させて角度を変更するとカットできるようになったりします。
メンドウならランナーから切り離した後デザインナイフなんかでカットすると早いですね。
おすすめ「NT CUTTER」の「D-400P」レビュー記事を参考に見る

脚部の「アドヴァンスドMSジョイント」は↑こんな感じ。「RG シナンジュ」の時に膝の一部が外れた経験があったので今回は先にゆっくり慎重に動かして馴染ませてから組み立てました!
「RG シナンジュ」のレビュー記事でアドヴァンスドMSジョイントの抜けポイントを確認!

脚部内部フレームにパーツを取り付けると↑こんな感じ。最近のと比べてるとパーツ数は割と少ないですね。

コチラは胴体に使うABSパーツ。
ヌルテカでパーツに厚みがあり、カットするというよりも折っている感じがしてちょっと苦手。

肩関節構造は標準になっている前方への引き出しはありません。

ショルダーアーマー内部に搭載するギミックに使う3連装バーニア・・・小型過ぎないかコレッ!?《゚Д゚》
バーニアはC型ジョイントで接続し、1つ1つ独立して可動もできます。
無くしそうでちょっと慎重になった箇所ですね。

頭部ツインアイや額のセンサーはクリアパーツで1パーツ構成。
HGでも最近だと珍しくない仕様でクオリティは高いのに構造は割とシンプルだった箇所。

各部ブロックごとに組み立てると↑こんな感じですね!

完成したのが↑コチラ。
組み立てで気になった点
組み立てで気になったのは1箇所!

今回「アドヴァンスドMSジョイント」は丁寧に一度動かしていたんですが、左上腕が中々動かせませんでした。
結果白化はさせたんですが、パーツが少し歪んだためか動かせるようになりましたね。
個体差の可能性もありますが、やはり一度推奨されている通り慣らし運動させるようにした方が良いですね!
余剰パーツ

余剰パーツは「アドヴァンスドMSジョイント 5」の胸部や脚部の一部とエネルギーパック1つが余ります。
素組みレビュー:色分け・ディテール評価
早速素組み状態の「RG フルバーニアン」を全体から細部まで舐め回すように見ていきましょう( ◑ٹ◐)
全体で見る「色分け」・「成形色」

全体はトリコロールで構成。
同時期に発売されていたRGグレードキットの中では比較的バランスが取れている印象。

ホワイトパーツにも多数のモールドディテールが入っていてスミ入れが映えそうです。


グレーの成形色にダークグレーのABSパーツで同色でありながら単色にならないよう色分けもされていますし、造形も相まってメカディテールが表現されています。


「ユニバーサル・ブースト・ポッド」は小型過ぎずサイズ感は丁度良い!

やはり「頭部・胴体四肢」のバランスがかなり良いですね。
気になるのはレッドのスリッパ部分が長くボリュームがある点で、ここは違和感を感じます。
2013年~2014年頃までのRGブランドの解釈の1つで、他キットにも反映されているポイントですね。
2015年頃からは全体的に部位が小型化に向かっていた気がします。
ちなみに全体の内部フレームだけでみると↓こんな感じ。


「アドヴァンスドMSジョイント 5」を使っていますが、胴体のコア・ブロック部分は独自の構造に差し替わっている感じ。
肩・股関節・肘・膝などはそのままMSジョイントのものが流用されています。


申し訳ない!リアアーマーだけ綺麗に外すことができなさそうな雰囲気だったので付けたまま。
リアアーマーにも内部フレームにあたる部分はあります。



ポージングも終えた後に外装を取り除いた写真ですが、保持力も2時間程度動かした後だと全く問題なかったです!

胸部のコアブロックをアップにすると↑こんな感じ。
部位毎のディテールクオリティ
部位ごとにフォーカスを当ててデザインやディテールを詳しくチェック!・ω・端的にまとめます。
頭部にフォーカス


- フェイスにはダクト形状の肉抜きを再現
- 頭部側面のインテークやバルカンも色分けで再現
- 左右非対称で左側にはアンテナがある
- 小さいマイナスモールドが散りばめられていて、側面はモールドが多め
- アンテナが長く、後方に倒れていないので頭部とのバランスが良い
腕部にフォーカス

- ショルダーアーマー正面は先端が工業的デザインに見える
- エッジにパネルラインや階段モールドなどディテールが豊富
- 先端に小型の3連装バーニアを内蔵している

ショルダー下の独立したバーニア内部にも簡易だが凹凸の造形が入っています。

- 上腕側面にはカバーのような装甲が配色違いで付いている
- 小さなリベット・マイナスモールド、パーツ分割で表現されるパネルラインなどディテールが豊富
- 前腕パーツは前後からのはさみこみで合わせ目は段落ちモールドで目立たない
- 前腕裏にはシールド基部を取り付ける8角形のダボ穴がある
- 肘側面はサークルのパーツとフレームでリベットが表現されている

肘は二重関節で、曲げると内部フレームが露出するメカディテールを感じられるポイント!
胴体にフォーカス

- 胸部ブルーのパーツは左右非対称のデザイン
- イエロー内部パーツは「コア・ファイターⅡ-Fb」の一部を引き出して露出できる
胸部周りのモールドは少ないがパーツ分割で物足りなさは感じません!
胸部露出パーツは・・・「コア・ファイターⅡ-Fb」の向き的にバルカン?インテークなのかな(´・ω・`)?誰か分かる人いたら教えてくだせぇ。

- フロントアーマーは2パーツ構成で前後から「アドヴァンスドMSジョイント」の基部にはめ合わせ式
- リベット・マイナスモールドが少量入り、比較的面が広い
- トップから見ると大きなリベットパーツが分割で再現されている
- サイズは縦に少し短い

- サイドアーマーは上下に凹凸モールドが入っている
- フロント・リアが直線のデザインに対し、サイドアーマーのデザインは曲面
- リアアーマーはフロント・サイドに比べデザインが凝っている

フロント・サイドアーマーをトップから見ると弾頭のようなリベットデザインが造形されていました。
脚部にフォーカス

- 脚部は内部フレームと部分的な色分けパーツ、外装のホワイト・ライトグレーの4色構成
- ホワイト外装は目立ちにくいが細かいモールドが多く入っている
- 足首側面のリベットはパーツ分割されレイヤー構造で内部に取り付け
- 直線的なデザインが多い胴体に対し、脚部は曲線デザインが多い

肘同様に膝は曲げると内部フレームが露出してメカディテールを表現。
膝の突起装甲は部位取り付けで、ポロリとまではいきませんがたまーに抜けることがあります・ω・

- レッドのパーツ範囲が大きめに設計されているのが特徴的
- 足裏は細かい凹凸モールドが多数あり、踵近くにはバーニアが造形されてパーツ分割で再現されている
バックパックにフォーカス

- 「ユニバーサル・ブースト・ポッド」は2つの可動軸
- バックパックに2基、「ユニバーサル・ブースト・ポッド」にそれぞれ1基ずつの計4基を搭載
- パーツ分割は細かくないが一部内部を露出させることでモールドと合わせてディテールが多い
目立つ合わせ目はある?
目立つ合わせ目はありませんでした!
基本的にモールド化されていてパーツがシッカリハマっていれば気になることはありません。
もし脚部のパーツがちゃんとハマっていないと少し目立つ合わせ目がでますが、ポリキャップなども使われていませんし精度も高いので問題ないと思います_(_^_)_
付属物一覧

ハンドパーツをタップで詳細を見る

ハンドパーツは4下記種付属!
- 隙間のない握り拳(左右分)
- アドヴァンスドMSジョイント用の関節可動ハンドパーツ(左右分)
- 武器握り拳(右のみ)
- シールド基部と一体型ハンドパーツ(左手のみ)

珍しいのは基部と一体型になったハンドパーツ。
シールドの基部を差し替えるだけで使用できます。
役割としては正面にシールドを突き出して持たせることができること。

「アドヴァンスドMSジョイント」で一括成形されている可動マニピュレーターは3点の可動軸があります。
あと、平手には差し込みダボ穴があるので「ビーム・サーベル」の軸ありを持たせることもできました。

右手専用の武装握りハンドパーツは↑こんな感じ。
マニピュレーター部分を分離させて持たせて固定。内部には差し込みダボ穴もあり、武装をより安定して持たせることができます。
ビーム・ライフルをタップで詳細を見る

「ビーム・ライフル」はABSのダークグレーで成形。厚みはありますがディテールは中々入っていると思います。
色が濃いグレーなのでゲート処理をちゃんとしないとカット跡が目立つのは気になるかもしれません。

合わせ目もモールド化されているのと上から被せる構造でシッカリ隠蔽されて目立ちません。
後部エネルギーパックも取り外し可能!

銃身には「ビーム・ジュッテ」のエフェクトを取り付けできます。

グリップは右手専用の平軸があるので差し込んで固定できます。左手には差し込めないので右手用の武器ですね。


スコープは180度ロール回転可能。
レンズはクリアパーツで再現。はめ殺しになるので塗装する人は深く取り付けない方が良いです。

サブグリップも180度ロール可動できます。
ビーム・サーベルをタップで詳細を見る

サーベルは2本がダボ軸なしで2本がダボ軸ありの計4つ付属。
ビームエフェクトは2本付属します。

ディテールはそれほど多くありませんが、標準以上のクオリティはあると思います。
サーベルの軸がない2本をコア・ファイターに取り付け。
専用シールドをタップで詳細を見る

専用シールドは曲線デザインでモールドは控えめ。広い面がシールドって感じで細かいモールドが多いシールドより好き(^^)
専用のグリップと肘に取り付けるようの基部が付属。

裏に肘用の基部をボールジョイントで接続。
グリップパーツは専用のハンドパーツと任意で差し替え。
エネルギーパックは予備を2つ取り付けできるようになっていました!

ギミックとしてスライドさせて長さを延長できるようになっています。
コウ・ウラキのミニフィギュアをタップで詳細を見る

パイロットである「コウ・ウラキ」のミニフィギュアが付属。
単色ながら服のシワやベルトまで造形できているのはスゴイですよね。
専用ジョイントをタップで詳細を見る

昔のRG特有の専用ジョイントが付属。
3mmダボ穴ではなく四角や同サイズの円柱タイプの軸が使用できます。
「アクションベース5」にジョイントが多いので一個購入していてもいいですが、使うなら個人的には「アクションベース8」がおすすめ。
コア・ファイターⅡ-Fbのランディングギアをタップで詳細を見る



全体は↑こんな感じ。

ランディングギアはギミックではなく差し込みタイプが付属。

↑こんな感じで3点に取り付け。
「RG フォースインパルスガンダム」とほぼ同じ使用。
ポロリするしなくしそうになるので・・・できれば今後はギミックに取り入れてくれるとありがたい(笑)
RG フルバーニアンの可動域とギミック
可動域・搭載ギミックや保持力・を端的にまとめます!ポージングなど重視する方は要確認(‘ω’)ノ
各関節の可動域
頭部の可動域とギミック

- 下方向への俯きは若干可動
- 上に見上げる可動はそこまで広くありませんが必要な分は動かせる
- 首付け根がC型ジョイントなので頭部付け根のボールジョイント分のみ左右に振ることができる
- 頭部周りは干渉パーツがなく360度回転できる

頭部左側にあるアンテナは前後にロール可動できます。
腕部の可動域とギミック

ショルダーアーマーの底部にあるホワイトのカバーは上下可動ができます。

ギミックとしてバーニアの付け根をスライドして位置を微妙に変更可能!

ショルダーアーマー先端に搭載されたミニ3連装バーニアは上下にある突起をスライドさせることで露出させることができます。
バーニアはC型接続なので手動可動になるのがちょっと残念ですが年代的に十分のクオリティですね。

↑組み立ての際なんですが、画像下側の連装バーニア取り付ける時の向きが違いますね。反対にしないと入らないしギミック動かせなかったので注意。

肩は引き出しできませんが前方に大きく可動。
可動構造がロールなので後方にも動かせますが装甲が干渉して動かせないようになっていました。

腕は水平を超えて大きく上がります!135度以上!

- 上腕はロール可動ができる
- 肘は二重関節で深く曲がる
- 手首はボールジョイントで最小限の可動ができる
胴体の可動域とギミック
胴体は「コア・ブロック」の影響で前後に可動できませんでした!

左右には振れるようになっていてポージング付けには使えそう。

捻りは干渉があり45度程度に制限。あまり良いとはいえませんが必要最低限は動かせます。

フロント・リアアーマーは上下に可動。フロントは大きく上がりますがリアはバックパックが干渉して制限あり。

サイドアーマーは上下に少々、前後に大きくロール回転可能。

胴体ギミックにはコックピットの開閉があり、開くとコア・ファイターのコックピットが露出します。

股関節は通常状態から股関節を下げるギミック可動状態で範囲を拡張できます。
股関節可動STEP↓↓

通常状態の股関節は↑こんな感じ。

一度下にロックを解除。

解除したら引っかかりがなくなって上下動かせるようになるので下にスライド。
再びロックを上げて固定するだけ。
形状・配色的に下げる位置がわかりにくいんですが、正面から見て両側に突起が出ている部分を下げればOKです!
脚部の可動域とギミック

- 足は前に90度上がる
- 膝は深く135度程度まで曲がる
- 足首は上に少し上がり、下に深く曲がる

アンクルアーマーは多少上下に可動。

脚部裏のバーニアカバーは上下可動でき、内部のバーニアも少しですが上下に動かすことができました。
全く動かせないと不満ですが、ほんのちょっとでも可動できるだけで満足度全然違いますよね~_(_^_)_
接地性に関してはあまり良くありません!
足首周りのデザイン的に左右への可動干渉のためか素立ちさせても足裏が浮いてしまうのは気になった点でした。
バックパックの可動域とギミック

「ユニバーサル・ブースト・ポッド」の先端は若干上下可動ができます。

4基のバーニアはボールジョイントで↑画像で示した範囲で動かせました。

「ユニバーサル・ブースト・ポッド」の基部はヒンジ可動とロール可動の組み合わせでフレキシブルに動かすことができます。


「ビーム・サーベル」マウント基部も2つの可動ポイントがあり、前後・左右に柔軟に動かせました。
ギミックの「コア・ファイターⅡ-Fb」からの取り付け方法を簡単に紹介↓

まずはひっくり返して底部の装甲を開けます。

開いてできたスペースにキャノピーを2つの軸で折り曲げて一部を収納。

ひっくり返してサーベル基部の前にあるブルーのカバーを開いてダボ穴を露出させます。

↑あとはこのコア・ファイターが抜けている状態に下のウエストと上のイエローのインテークがあるパーツでコア・ファイターを挟み込めば合体完了。

↑画像はウエストとコア・ファイターを合体させた様子。あとは上からインテークがあるパーツを被せる感じ・ω・簡単です。

ちなみに胸部インテーク部分は専用カバーがあります。

インテーク部分とコア・ファイターを接続する段階で裏から見ると突起があるのでそれを前にスライドさせます。

スライドさせるとコア・ファイターのインテークらしきパーツが前方に引き出されてカバーが簡単にとれる仕様。
なので、順番的には
- コア・ファイターとイエローインテークがある上の胸部パーツを合体
- インテークを引き出す
- ウエストを合体させたコア・ファイターに下から差し込む
↑この順番ですね!

コア・ファイターの合体が完了したら「ユニバーサル・ブースト・ポッド」の基部を引っ張って引き出し!
コア・ファイター状態だと収納されていますが、これで柔軟に動かせるようになります。

最後にグレーのバックパック部位を下に倒して完成。
文字にするとちょっとわかりにくいですが、説明書見ながら動かすとすぐに分かると思うので心配せず(゚∀゚)
2時間半動かした耐久力評価

摩耗・・・というよりも仕様に欠点をいくつか感じました!
ABSを使っている点や、軟質さを持たないPS素材の摩耗・変形による仕様による悪影響が目立ちました。
↓下記が詳細と対策内容。
ショルダーアーマーのC型接続がゆるみをタップで見る

↑画像をご覧の通り、C型の付け根が白化しているのが確認できます。
通常のPSパーツですし、腕を動かす際に掴むことが多く比較的負荷がかかりやすい箇所。ちょっとの変形でゆるみが出やすく、ぼくの場合はポロリするくらい拡張してしまいました。
【対策済み】
変形して開いてしまったので、黒鉛を混ぜて強度アップした瞬着を付け根に塗布。合わせて、Cジョイントの差込口突起部分にも少し盛って抜けないようにスペースを狭めました!
もっと丁寧にやるなら裏からプラ板で補強とかもありだと思います。
コア・ブロックの上側パーツが外れをタップで見る

コア・ファイター側にあるダボ穴なんですが、摩耗もあると思いますが簡単にスッポ抜けました。
結構致命的で、腕の可動でも影響が出てしまうくらいユッルユルです。
最初からゆるめですし、数回抜けが進むとかなりポロポロしますし、手に持っていると何度か抜けてしまうことがあったので他破損にも繋がりそうです。
【対策済み】
↑画像は対応済みの写真で、受け側の方に黒鉛を混ぜた瞬着をほんとに少量塗布しています。
腰部軸が抜けやすさをタップで見る

腰部の接続が短い3mm程度の軸穴になっており、ちょっと捻っただけで上に逃げるテンションで引っ張り出されてしまいます。
引っかかりがほとんど役割を果たせてないんですよね。
【対策済み】
こちらも瞬着で対応。写真ではダボ穴にも塗っていますが、重要なのは胴体の軸側。ヤスリで微細な傷を付けてから瞬着を塗ることで定着するよう工夫しています。
対策後、抜けはなくなりましたがABSなので太くしすぎると、差し込んだ際割れる可能性もあるので注意したいところ。
股関節が抜けやすさをタップで見る

ABS同士の滑りで股関節をロールさせて動かすとちょいちょい抜けます。
【対策済み】
軸先端を少しヤスリで削り、そこにまた瞬着を塗布。視認できない程度に先端が膨らんでいるようなイメージで塗布することでスッポ抜けをなくしました。
シブミも強化されいい感じです!
シールド基部が抜けやすさをタップで見る

最後にシールドの基部。
こちらもABSで腰部の軸のように短く抜けやすいのが欠点。
【対策済み】
腰部と同じように先端を少しヤスッて黒鉛入りの瞬着を薄く塗布。すぐにポロリしていたシールドもガッチリ補強できました!
上記詳細でやった補強方法を含めたやり方は↓下記ページで紹介しているのでわからない人は参考にしてみてねー・ω・↓↓
その他RGガンプラとの比較
「RG フルバーニアン」と同時期発売したRGガンプラ&2025年新作と比較!
【同時期のRGガンプラと比較】



同時期発売RGガンプラなだけあってディテール量は同等。若干脚部の長さは「RG フルバーニアン」の方が長め。
「RG デスティニーガンダム」に感じる上から「ギュッ」とされたような違和感を感じないのがフルバーニアンの一番の良さ!
反面、足裏の接地性の悪さはどうしても目が言ってしまいますね(笑)
【2025年最新RGとの比較】



「RG シャイニングガンダム」と比較すると外観的なディテールに差は感じません。
プロポーションバランスも思ったより見劣りしない・・・。
構造・材質的に弱点はありますが「RG フルバーニアン」は同時期に発売されたRGの中でも良く出来ている方だと思います!(゚∀゚)
RG シャイニングガンダムのレビューでクオリティの差を確認する
RG フルバーニアン【レビューまとめ】

↑まとめるとこんな感じ。
弱点のポロリはかなりストレスでしたが、対策が比較的難しくありません。
ポロリ対策をした上でなら動かしてポージングも全然付けれますし、「アドヴァンスドMSジョイント」の悪影響も少ない。
細かいパーツもPSパーツなので強度的に不安は残りますが、ディスプレイする分には全然申し分ない。
価格的にも最近のHGガンプラと同じくらいなので造形特化と思えば全然納得できるクオリティだと思いました。
レビューは以上、おわり!
↓人気RGの記事をもっと見る↓



コメント