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今回は↑こんな内容でレビュー記事を書いていきたいと思います!
ガンダム00(ダブルオー)の1stシーズンに登場した疑似太陽炉搭載型MS「GN-X(ジンクス)」。量産機でありながら主役機体に迫る性能をみせたのはかっこよかったですよね!
このGN-XのHGが気になるけど、発売日が2008年ということもあり、割と最近ガンプラを作りはじめた方からすると「作りは大丈夫そう?」と気になるのは当然。
なんたって最近の(特にSEED系)は可動域もよく造形も良い・・これがHG?と昔のキットを組んだことのある方ならお口あんぐり。
↓下記は各項目を表にまとめた結果。
造形クオリティ | |
可動域 | |
ギミック | |
価格の高さ | |
制作難易度 | |
満足度 |
本記事ではダブルオーファンのぼくがHG GN-X(ジンクス)が気になっている方のために良かった点・良くない点なども交えて正直にレビューします。
2024年4月30日には再販もあるので、購入を検討している方は是非参考にご覧ください。
HG GN-X(ジンクス)の基本情報
HG GN-X(ジンクス)の基本情報をまとめていきたいと思います。箱絵がダサい!(笑)
ガンプラ名 | HG 1/144 GN-X(ジンクス) |
グレード | HG(ハイグレード) |
発売日 | 2008年07月 |
対象年齢 | 8才以上 |
価格 | 1,320円(税10%込) |
付属品 | ◆GNビームサーベル2セット ◆GNシールド ◆GNビームライフル ◆GNロングビームライフル ◆GNクロー(左手平手) |
キット内容 | ◆ランナーA~Cの3枚 ◆ポリキャップ1枚 ◆ホイルシール×1 ◆取扱説明書×1 |
ランナーは全部で3枚と非常に少なく、関節系が全てポリキャップになっていて当時では一般的なガンプラの仕様。
股関節にはアクションベース対応穴があり、重量も軽いのでどのアクションベースでもディスプレイすることができますね。
価格も当時のHG価格で今より断然安いので購入しやすいですね!
制作:「造形」と「可動域」をチェック!
HG GN-X(ジンクス)の造形と可動域を見ていきたいと思います。
冒頭でも述べた通り、造形は2008年製にしてはまぁまぁの出来で可動域に関しては残念な箇所が多かったですね。
正直昨今のHG、特にSEEDアクションシステムを搭載したガンプラから作りはじめた方にとってはとても満足度が高いとは言えません。
特にGN-Xはダブルオー系HGガンプラの中では可動域に関して下から数えた方が良いレベル。ですが造形は映像を彷彿させるようなクオリティとしては十分。
【組み立て工程】
- 胴体
- 頭部
- GNビームライフル
- 腕部
- 脚部
- 腰部
- 胸部・腰部バインダー
下記で造形と可動域を詳しくチェックしていきたいと思います!
【頭部の可動】
- 上方向:〇
- 下方向:△
- 回転:×
- 造形:〇
頭部は上方向に若干可動し、下方向はシャクれた顎がひっかかってわずかだけ可動。
首の回転は顎と襟造形が邪魔になってほぼ動かせませんでしたが、保持力はバッチリで、簡単にすっぽ抜けたりはしません!
頭部造形はこんな感じ。劇中ほど尖ったイメージはありませんが、造形は十分!カメラアイにはホイルシールが採用。
ホイルシールは若干厚みを感じますね・・・気持ちとれやすいかも。
【腕部の可動】
- 上下:△
- 肘関節:△
- 前後への引き出し:×
腕は水平より下ぐらいまでしか上がらず肘関節も全曲がりませんね。最近HGだと当たり前の肩が前後に引き出せる仕様はありません。
しかし外装腕部のパーツには意外と小さいモールドも入っているので意外と良き!
関節にはポリキャップが採用。
【胴体の可動】
- 前後:×
- 左右:×
- 回転:◎
同時期に出た疑似太陽炉[T]タイプのスローネ同様、軸接続。前後の可動はできない仕様。
干渉するパーツも特にないので捻りは腕をあげると余裕で一回転。腕を上げないと両サイドのバインダーに干渉しちゃいますね。
【脚部の可動】
- 股関節開脚:△
- 股関節腿上げ:△
- バランス:×
脚部の開脚はあまりできず、↑こんな感じ。加えて前方向に足をあげることもほとんどできませんでした。
股関節はボールジョイントで、なんだか惜しい作り。改造で可動域上げられそうな感じはしますね。
後方へだけはしっかり曲げることができますが・・・正直ディスプレイの時は開脚の方を重視しちゃいますよね。
ちなみに膝接続は軸で、結構耐久性はかなり心配。
【足首の可動】
- 左右:△
- 上方向:◎
- 下方向:〇
足首はボールジョイントですが、パーツが干渉して大きく動かすことはできませんね。
上方向にはある程度動きますが、下方向には若干。スローネ系よりも気持ち動くかなーって感じ。ビシッとできないのでポージングがあまりきまらなそう。
造形は基本的に問題ありませんが、足裏が肉抜き状態なので見栄えはあまりよろしくないですね。
使用材質と質感
【使用材質】
- スチロール樹脂(PS)
- ポリキャップ(ポリエチレン)
↑使われてる材質はこんな感じ。ガンプラだとよく使用される材質で全体的に軽くて固め。その代わり衝撃や経年劣化に弱く破損しやすめ。
関節はポリキャップなので、劣化すると抜けやすくなったりすると思うので、その際には軸を太らせるなど一般的なリカバリーが必要になりそう。
HG GN-Xの付属物
【付属物一覧】
- GNビームサーベル2セット
- GNシールド
- GNビームライフル
- GNロングビームライフル
- GNクロー(左手平手)
付属物一覧は大体こんな感じ。
ダブルオー系の中でGNビームサーベルのエフェクトに色がついているのはちょっと珍しい。エフェクトも2つついているので、他のキットに流用してもいいかもしれません。
ただ、疑似太陽炉の赤なので主役機たちにはちょっと合いませんね。
スローネ系とは形状があいませんが、リボーンズガンダムに付属する柄には使用することができました!
平手も付いてきたのは珍しいと思ったんですが、どうやらGNクローっていう武器扱いで付属したようです。劇中特徴的な尖った指は武器だったんですね(笑)
最新HGとの外観比較
最新HGとサイズの比較。
昔のものでも1/144スケールなので同じくらいですね!
外観としては造形レベルはあまり大きく変わらないように見えますが、よく見るとパーツ分けされている部分などで最新のものとは差を感じますね。
ガンダムSEED FREEDOMの「HGCE イモータルジャスティスガンダム」は比較的小さい方ですが、それよりやや大きいぐらい。
こうやって正面から比較するとさすがにずんぐりむっくり感が出てしまうGN-X(笑)
「HG リボーンズガンダム」は1年~2年ジンクスの後に出たガンプラで、少し大きめ。
HG GN-X(ジンクス)ポージングレビュー!
いじってみて↑上記のような「良かった点」・「良くなかった点」などがありました。
それではポージングをとりながらそれぞれの点を確認していきましょい!
HG版のGN-Xは結構横に太くマッシブな印象。腰部のバインダーが結構厚めなので大分劇中と印象が変わりますね。
でもかっこいい!
全体的にグレーが採用されており、白いアーマー部分もオフホワイトで落ち着いた印象。
むっちゃ良いバランスで。
GNビームライフルを構えたところ。
足を後方に結構動かせるので、胴体が全く動かなくても飛行しながら打ってるポーズはとれますね!
ビームライフルには両手で持てる用の取っ手があります。肩の可動範囲がよろしくないので結構ギリギリ。
付属品にはロングビームライフル用の銃身もついてきて、通常モードにそのまま装着させて使うことができます。
ただし!通常モードのパーツの一部をそのまま差し込むんですが、結構凹がキツイので再度外す時に差し込んだ先端が抜けてしまいます。
あらかじめちょっと表面をすこーし削ってもいいかも。
GNビームサーベルは柄とエフェクトセットで付属。
他ダブルオー系に多い無色透明などではなく、ちゃんと色ついてました!
2本付属するので両手持ちもOK!他キットにも使えるのでありがたい!!
肩は少し引っ張って遊びを作ると多少可動域を広げることができます。(そういう仕様とかではないです)
胸部の突起パーツは結構ポロリが多く、ある程度動かしているとストレスたまるかもでした。
開脚幅がないので、接地面を安定させて置いたポーズとってもあまり迫力が出せないのは痛いですね。
ちなみにアンクルアーマーも結構取れやすいポイント。下方向に力を入れてしまうとテコで簡単に取れてしまいます。緩いとかそういうことではなく、作りがよろしくないですね。
平手パーツと思っていたGNクロー!
HGなので安全仕様で結構丸いですね。劇中のようにもっとシャープ化するとメッチャかっこいいと思います。
背中腰部に装着するブースターのような部分。ここも脱着していると結構とれるようになりますし、ポージング決める時にまず間違いなく触る箇所なんですが、テコでとれやすいです。
しかも、その取れやすい箇所にアクションベース用ジョイント穴がありますね・・・。
ポージングを付ける際には背中GNドライブ部分までを掴んでいじるのを推奨。
色は劇中も結構シンプルだったので大まかホイルシールは使わなくても良いと思いますが、できれば部分塗装などをしてあげるとメタル感がアクセントになったりしていいかもしれません。
レビュー画像ではカメラアイとGNドライブのみホイルシールを使用しています。
塗装やディテールアップ・改造で広がる可能性!
ダブルオーのHGガンプラの中でもかなり可動域に難がでるガンプラだと思います。
しかし、手を加えようとするとできること多いキットに感じました!
例えば、
- スミ入れ
- 塗装
- ディテールアップ
- シャープ化
- 可動域の拡張
↑特にシャープ化と可動域の拡張。
ある程度改造やガンプラの知識・工具などが必要になりますが、全体的な造形が良いので内部を別売りの関節パーツなどに置き換えて改造することは十分できると思います。
実際ぼくはもっと難度が高いスローネ ツヴァイを改造中!
HG スローネ ツヴァイをレビュー!その満足度は?【改造あり】
ジンクスの胴体自体は比較的改造しやすいと思うので、組み立てた後にも時間をかけて良キットにしあげていくのも楽しみも。
仮に改造までいかなくても、スジボリしてスミ入れして陰影をだすだけでも立体感をより引き立たせることができると思います。
ぼくもツヴァイ改造後ジンクスいじる予定なので楽しみ!
もしパチ組で「造形」・「可動域」を求めるなら↓MGをおすすめ!
HG GN-X(ジンクス)レビュー【まとめ】
今回は機動戦士ガンダム00(ダブルオー)1stシーズンからGN-X(ジンクス)をレビューしてきました!
まとめるとこんな感じ!
メリットもデメリットもあるちょっとクセのあるHGガンプラで作り甲斐はあまり感じないシンプルな物。なんですが、ダブルーファンでも納得できる「造形」は間違いないと思います。
ダブルオー1stシーズンの機体は結構造形が甘いので、正直満足できるものが少ない。その中でもGN-Xは比較的良いと思うので、是非作ってみてほしい気持ち!
割とメルカリでも人気なようなので、もし再販時に店頭で出会えたら手に取ってみてください。
以上!(笑)
今回はここまで!
次は何作ろうかな~♪
GN-Xのガンプラ買うならどこ?
GN-Xに限らず、「ガンプラが欲しいけどどこで買えるのか?」という所。
ぶっちゃけ、
- 店頭で購入なら量販店
- ネットで買うならamazon
を利用した方が良いと思います!
量販店だと場所によっては10%OFFなどもあるので、少しでも安く購入したい・・特に学生さんにはおすすめ!